転職7回目 できる人
現在38歳。男性。マーケティング、中でも広告を専門とする。そして、友人の勧めでnoteに初めて投稿してみる。
広告代理店、通信会社、マーケティングコンサルと幅広く仕事をしてきた私が次にチャレンジするのはECやホスティング等、幅広いサービスを展開しているIT企業である。
転職も7回目となれば慣れたものだと思われることが常であるものの、実はそんなことはない。即戦力を期待され、できなければすぐに陰口を叩かれる。居づらくなる。さらに転職となる場合もある。
転職が当たり前になってきているとはいえ、転職もけっこうシビアである。
とはいえ、即戦力を期待されている以上、その気持ちにこたえなければならない。「できる」人として採用された以上、当たり前である。
ただし、ここでの「できる」「できない」の基準は様々な要素が入り組んでいることが多い。
社長や役員から求められることは、既存の古い慣習をぶち壊すことが「できる」が多い一方、現場は順応してより良いものを創り出すことが「できる」ことを望む。
前者は危機感があるから言えることで、後者はこれまで自分たちがやってきたやり方を変えたくないことが背景にあると考える。
多くの管理職、転職者が思うことだろうけど、このバランスが大変難しい。
私は既存を壊す=新しいものを創ることを得意とするものの、現場はそれについてこれないことが多い。当然、反発もある。
例を挙げてみる。
仕事の細かいことは課長が決めている部署があるとする。社長が新任の部長を採用、着任最初の部長タスクは「課長の仕事が大変だから効率化できるようにしてほしい」であったとする。
課長は下に仕事を卸せれば効率化することはよくわかっている。だけど、それが古い慣習の元出来上がった形であり、変えることが難しいことはよくわかっている。
部長はその状況をよく知らないので、課長や部下のタスクを把握したうえで采配を決める。下に決裁権を与え、課長は自分の仕事ができる時間が増える。どちらも時間が効率化し、互いの業務に集中できる。
最後はこのようなハッピーエンドに終わると思いきや、ふつうはそうならない。「私たち責任持ちたくありません」「課長はその分何の仕事をするんですか?」と自分たちが大変になるという主張ばかりする人が必ずいる。
この場合、多くの人はどうするんでしょうかね。
「できる人」はこのバランスを上手く調整するのでしょう。
私はこのように考えます。
責任を持ちたくない、やりたくない ⇒ 再度話をしてみて、それでもやらないのであれば職務放棄とみなし上に報告する。もしくは本当に責任を持たないアシスタントとして働いてもらう。
他人のことを気にする ⇒ 正直に仕事内容を伝え、これまで課長がいかに大変だったのかを伝える。さらに、自分の仕事が会社により多くのインパクトを与えていることを理解してもらうよう努める。
私の尊敬する先輩が言っていた「仕事は調整が8割」という言葉からすると、上記の調整は「できる」人の采配になっていますかね。
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