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自分軸の作り方#31〜夫が将来のために学びはじめた理由。〜
人生100年時代を迎え、夫と私が、あと半分ある人生を、いかに心地よく過ごすかを真剣に考える毎日が続いている。
コロナ禍でリモートワークが開始され、夫の出勤は月に数回。私も現在、自宅で仕事をしているため、1年近く前から、ほぼ24時間夫と過ごす毎日だ。私たちは、仲良く、平和的に過ごしている。
私は毎日を楽しんでいるし、夫もすこぶる機嫌が良い。
家族みんなが、お互いに、心のソーシャルディスタンスを保てていることが心地いい。
夫にコンプリメント(仮)をし始めてから、子供返りをしたことは以前記事にしたことがある。
その後の夫の変化について、ご報告したい。
夫には、大きなふたつの変化が見られた。
2年半ほど前に、夫に誘われて、ライフプランセミナーを2人で受けて、定年退職後の収支について考える機会を得た。
もともと投資に興味を持っていた夫は、その半年後、投資関連の習い事を始めた。
週末はその勉強に集中するようになり、子供がゲームをしていても、受験生の長男が昼まで寝ていても、
なんと、気にせず黙々と勉強している❗️
学び以外にも、釣りを楽しむようになり、
フラッと一人で釣りに出かけることが増えた。子供たちを誘って、行きたいと言えば一緒に行くこともある。
どこがよく釣れるか、道具は何がよいか、など調べて、100均で材料を買って釣り道具を工作したりと、嬉しそう。
いまや、一人の時間を楽しみ、自己研鑽に励む大人の男だ。
「自信の水が溜まる」って、すごいことだなと思う。
昨年、知人の紹介で、起立性調節障害の子供と保護者向け講演会に参加した時のこと。
講師が、
「コンプリメントが効くのは小学生までだね。褒めまくるってヤツね」と説明していたのを聞いて、
私は思わず挙手し
「コンプリメントは褒めるのとは違いますし、大人にも効果はあります」と意見を述べた。講師は、「いや、起立性調節障害には、ってことです」との返答だったけれど、
私は、自律神経を整える方法の一つとして、副作用のない有効な方法だと思っている。
その時は何がどう違うのか説明できなかったので、そのあとずっと考えていた。
本を軽く読んだだけなら、「褒めればいいのねーハイハイ」と思うのかもしれない。
褒めるのは、相手を自分の都合よい方向に誘導したいと言うコントロール欲が絡んでるけれど、
コンプリメントは、じっと観察して、その子が持ってる力に、親が気づく習慣を身につけ、本人にも気づいてもらうものだと思う。
子供の良さ(リソース)だけを伝え、見返りを求めるものではない。マイナス面や、気になることは、伝えない。
実際は「伝えない」お口チャックの方が、大変な修行である。
(でも夫のイライラを治めたいという欲はありました💦)
私の尊敬するnoterのタルイタケシさんが
私の記事を読んでくださって、私の取り組みについて
アドラー心理学の、「課題の分離と勇気づけ」を思い出しました。とコメントをくださった。
*タルイタケシ@あなたのキャリアを失敗させないコンサルタントさんの関連記事をページ下に張り付けておくので、是非お読みください。
それで、「嫌われる勇気」を読んでみた。
以下「嫌われる勇気」より勇気づけについて。
褒める→縦の関係(上下関係)から生ずる。
相手を操作することにつながる。
人は褒められると、「自分に能力がない」という信念を形成していく。なぜなら、褒めてもらうことが目的となり、他者の価値観に合わせた生き方を選ぶようになる。
勇気づけ→対等な横の関係から生じる。
課題に立ち向かう勇気を与える。
人は感謝の言葉を聞いた時、他者に貢献できたと感じ、
「私は共同体にとって有益なのだ」と思えたときにだけ、自らの価値を実感できる。
自分に価値があると思えた時にだけ、勇気を持てる。
「ありがとう」と感謝を表す言葉や、「嬉しい」と素直な喜びを伝える言葉を用いる。
夫が、イライラMAX不機嫌状態から解放されて、
自分の学びたいことや好きなことにチャレンジできている姿が、私はすごく嬉しい。
そして今、学びに取り組んでいる理由は
「定年後、安心して生活したい。
そして妻といろんなところに旅行に行きたい」
という目標があるから。(照)
私の言葉がけは、夫への勇気づけになってる、と思っていいのかな。
私も健康第一で、将来旅行を楽しめるように頑張ろう‼️
☆ ☆ ☆
⬇️タルイタケシ氏の参考記事です。