【薬膳の基礎】薬膳治療の3原則〈補瀉調〉
こんにちは☺国際中医薬膳師×管理栄養士の相川朋世です🍀
********************
【食を通してたくさんの人を笑顔に】をモットーに、食事でココロとカラダを整えて、毎日を“ごきげん”に過ごせるお手伝いをします。
********************
薬膳とは、中医学基礎理論に従い、その人の体調や体質、季節などに合わせて作る「オーダーメイドの料理」のことをいいます。
そして、大切な人を想って作る「想いやりごはん」です♡
【薬膳の基礎】薬膳による4つの作用について書きましたが、全部一緒といえば一緒ですよね。笑 食物を使って、身体を整えるということ。
薬膳って聞くと難しそうだし、本当に自分で作れるの?って思いますよね。
大丈夫◎笑
食材が持っている性質を知れば、実は簡単に作ることができます♪
〈3つの治療原則で身体と心を整える〉
専門用語でいうと、補・瀉・調。この3つです。
■補…補益臓腑
食物を用いて臓腑、気血を補い、体質を改善する方法です。
例えば、疲労しきった時に、鶏肉や棗など気血を補う作用のある食材たっぷりの参鶏湯を食べる。
これが「補」です。
疲労回復、虚弱体質の改善、貧血、産前産後の養生、乾燥肌、空咳などに用いられます。
■瀉…瀉実臓腑
外邪が侵入したときや、体内で起こった機能の乱れや亢進を抑えたり、邪気を取り除く方法です。
例えば、梅雨時期にむくみが起こった時に、利尿作用のあるハト麦とトウモロコシご飯を食べる。
例えば、食べすぎたと時に、サンザシを食べて消化を促す。
これが「瀉」です。
食べすぎ、むくみ、鼻血、イライラなどに用います。
■調…調整陰陽
人が健康でいるということは、身体の陰陽バランスが保たれているということです。この陰陽失調によって起こる症状に対し陰陽の調節を行い改善する方法です。この時、食物の性味も一緒に利用します。
冷え性の人には身体を温め自然の甘みのあるものを、暑がりの人に身体を冷やす食材を使うなどのことです。
この「補」「瀉」「調」を使って身体を整えていきます。
まずは、自分の体質を知ることから薬膳は始めることができます。
ぜひ、メールで体質診断×食事アドバイスや他のレッスンを受けてみてくださいね!