「ピーク時をはじめとしたワンオペでのオーダー提供の極意」
一年に渡りおおくりしてきました週一の連載「I am」の記事が先週ついに最終回となりました。
連載途中での打ち切りではなくあらかじめ「全50話」と決まっていたので、終盤にせまるにしたがって「これは書いておこう、これは割愛、でもこれはやはり・・・」などと取捨選択に迫られました。
マンガも「スラムダンク」や「鬼滅の刃」といった、無駄に話を引き伸ばすでなく作者が明確な意図をもって話を結んでいるカッコよさみたいなものって絶対あるし、私もしっかりと終わらせることに頭を悩ませながら書いていました。
とりわけ最終回はカフェラボ輩出カフェの名前も次々出して告知してみました(笑)。
最終回の「ハードボイルドタッチの現場中継」はずっとラストシーンとして温めてきたものでした→https://iam-iam.jp/34400/
さて、この最終話の「ピーク時のオペレーション」に関して、やはりここカフェラボではもっと突っ込んだリアルな話を掘り下げていきたいと思います。
まずは何より「I am」の最終話をまだ読んでいない方はこれはこれで大切で基本が書かれているのでいったんそちらを読んできてください。
読みましたか?それでは先に進みます。
まず来店されたお客さんに「いらっしゃいませ!」の後に続く言葉として、珈琲文明創業当初から10年間くらいは「お好きな席にどうぞ」という言葉を続けていました。
そうです、仮にお独りのお客さんであろうと6人掛けのボックスシートも含め「好きなところに座っていいですよ」と通達していました。
ところが今はこの6人掛けシートだけは「3名様以上から」という縛りを設けております。
それゆえ「お好きな席にどうぞ」という文言は消えました。
思うに「お好きな席にどうぞ」という言葉は、自由な感じで言い放つ店側もなんとなく気分が良いものでしたし当初はそうしていました。
しかしやはり他の席が(カウンター以外にもテーブル席も)いくつも空いている中で一人の人が6人掛けに座るのは「何か違和感があった」のも事実でして、「お好きな席にどうぞ」と言ってるその言葉そのものにやはり気持ち悪さを覚えたので10年くらい経ってからやめましたが皆さんはもっと早い段階、例えば創業当初からやめても全然いいと思います。
さて、次に現在「いらっしゃいませ」のあとに続けている言葉「おかけになってメニューをご覧になってお決めになってお待ちください」というのがあります。
このセリフはメニューの表紙にすら書いてるワードです。
この言葉をワンオペでのオペレーションにおいていかに重要かという話をこれからしますね。
ここから先は
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?