軌跡を記録し保管すること
私のお店(珈琲文明)は6/16で17周年を迎えました。
公式には来月7/7(2007年7月7日)としていますが、ここカフェラボではお馴染みの「サイレントプレオープン(友人知人にこそ内緒にする完全サイレントオープン)」して最初のお客さんに手書きの手紙を渡したのが17年前の6/16でした。
20年くらい前のまだ開業準備期間中にいろんなカフェの雑誌を眺めてて、その中に代々木にあるとあるカフェが実に様々な雑誌や媒体に紹介されていてその掲載数に驚き、「これくらい多くの媒体に取り上げられたらいいなぁ、でも都心で開くわけでもないしこれの10分の1くらいでもいいから取材とかに来てくれたらいいのになぁ・・・」と淡い期待を夢みていたことを今でもハッキリ覚えています。
さて、上記の写真は珈琲文明がこれまでに掲載された雑誌や書籍、さらには著名人ご本人から直接頂戴したサイン本をカウンターに集めて撮ったものです。
あの日に見た代々木のカフェの掲載数の控えめにみても三倍以上の量になりました。
普通に撮ると収まらないので普段はプロカメラマンの友人に広角レンズで撮ってもらいました。
ここに収まりきらない、例えば新井満さんご本人から段ボールで数十冊の自著を送ってもらったりしたものや自宅に持って帰ってるお宝書もあります。
あの日に淡く抱いた期待を超える未来を私は当時もちろん予想だにしませんでした。
都内ではなく横浜の各駅しか停まらない街の小さい店でもこういうことが現実に起こるということ、さらにあの日私が代々木のカフェに抱いた憧れのようなものをもしも珈琲文明に持ってもらえてさらに未来にうちを遥かに超えていく店に会員さんがこれから開く店がなってくれるとこんなに嬉しいことはありません。
さて、これまでに幾度となく強調してきていることをもう一度述べさせてください。
私には出版業界やメディアのコネがあるとか太いパイプがあるとかは一切ありません。
生まれも育ちも横浜は一切関係なく、白楽六角橋にただの1人も知人友人はおりませんでした。
「運が良かった」で片付けてしまってもいいのですが、今日はもう少しこの辺のことを会員さんには再現性ある話として伝えておきたいと思います。
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