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「夢について地に足つけて真剣に考えてみます」

ここカフェラボというのはスピ系や自己啓発系の場ではないので「夢とは?」といったようなフワっとした話をすることはないんですが「夢」というものについては私自身昔からずっと大切にしてきた概念であることは間違いないですし、カフェ経営に対しての夢のようなもの、またそれへの実現に向けての具体的行動というものをガシっと地に足を付けた内容でおおくりしたいと思います。
昨日とあるYouTubeチャンネルのライブ配信に出演してきました。
アーカイブがこちらで観られるので時間ある方は見てください(こちらです)→
https://www.youtube.com/watch?v=qkinZnh6ciw&t=788s
時間ない人のために今日これからお話する肝となる部分の前振りと呼べる部分がありますのでそこをこれからかいつまんで書きますので今から述べることをサ~ッと目を通してください。※今回本当に述べたいことはこれをまず前提としますが本題はこの後述べます。
【夢というものの定義について】
①    甲本ヒロト氏曰く「音楽をやることが夢」としたならばそこから先の音楽をやって「プロになる、お金を稼ぐ、有名になる」みたいにさらに加えてはいけないと思う。オレの場合は音楽をやることが夢だったんだからそれはメジャーデビューをしようがしまいがバンドを組んだ瞬間にかなっているんだ、というようなことを言ってた。
②    樋口了一氏(私の大学の軽音学部時代の先輩のシンガーソングライター。スマップや郷ひろみ、石川さゆりへの楽曲提供もある)が私宛に直接「夢というのは生をもまたぐんだよ」というメールをくれました。
これは「夢が仮に死ぬまでかなわなかったとしても来世で叶うかもしれない」という意味です。
③    私自身の夢(というものを攻略する作戦)「ずっと続けていれば競争相手が減っていく。だからとにかく止めさえしなければ叶う確率が上がっていく」

以上3つを踏まえていれば、まず「○○がしたい(そこに何か加えない)」ならそもそも叶うし、かなりだいそれた夢の場合例えば「国を揺るがす革命家になりたい」とかの場合、結局なれなくとも来世でなれるかもしれないし、ずっと目指し続ければ目指している競争相手は勝手にいなくなって叶う確率も上がる・・・といったようになんだか私自身かつては身が持たなくなるほど支配されていた「夢」という概念がスッキリと腹落ちしたのを覚えています。
さて、上記のようなことをライブ配信では述べました。
今回はこれら「夢」と「カフェ経営」というものをイコールで結んだ場合どうなるかという話をしたいと思います。
まず①に当てはめてみると「カフェを開くのが夢」とするならば「起業開業したならば夢は叶ったことになる。さらにそこから儲けようとか有名になろうと考えてはいけない」みたいな話になると思います。
しかし、私が常々言ってることですが例えば「小さなカフェを開き最小限の利益が出てちょっとしたお小遣い程度稼げればいい」と思ってる人は十中八九店を潰します。
「ちょっとした小遣い程度」という利益を出すということが小規模個人店でいかに困難かをまず知ったほうが良いというのと、②のように来世でならカフェが出来るかもしれませんが「音楽をやる」と「カフェを開く」をここで同じにするには乱暴な理屈になります。
なのでここでは「カフェを開き運営する」つまり点ではなく線で考える必要があります。
そうなるととりあえずカフェを開業することに成功したものの鳴かず飛ばずでどうにか損益分岐点ギリギリのラインで生活し一生を終え、来世にはカフェ運営が大成功するかも・・・という理屈なら有りなんですが、これもやはり「音楽」はひとまずやってれば楽しいことが多いのですが、このようなギリギリのカフェ運営は楽しいことより苦しいことのほうが多くなります。
そして③の「やり続ければ競争相手は勝手に減っていく」という理屈はカフェ経営には一理あるのは確かで、雑誌やメディアを飾るいくつかのレジェンド店なんかは続けることで競合店が散っていったともいえます。
しかしその「やり続けていれば」というのも同様に楽しいことばかりじゃなくむしろ大変なことが多くなることでしょう。
そんなわけでかなり長い前振りになってしましましたがここからが本題です。
「カフェを運営する(点ではなく線で)」という夢をかなえるにはどうすれば近づくか?
たぶんこれが最も重要な要素だと思うことがあります。

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