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知人友人にご馳走したり、取材で出したメニューを無償提供したりしていませんか?
お店を開くと仲の良い友人知人がお祝いを兼ねて来てくれたりします。
「お祝い」として「ご祝儀」としてお金をくれたりすることもあります。
この際にオーダーを全て無料にしてご馳走したりする店主が案外多く存在します。
完全無料とまではしないまでも、たくさん飲み食いしてくれた友人(確かに「単価」という面では信じられないくらいに使ってくれたりするものです)に、仮に3580円だったとして、「じゃあ3000円だけもらいますね」というように負けてあげるパターン、これは相当多いと思います。
これ、全て愚策です。
ケチとか日頃の感謝とかそういう考えに邪魔されないように気を付けてください。
これはある種の経営体質として大切な話なのです。
まず、友人知人親戚が来た場合、注文を受けた場合の金額請求はしっかりするということをもう決めてしまってください。
そう、心して、です。
もちろん多く貰うのもよくないですし、とにかく店内のメニューをそのままの値段でしっかりとそのまま請求するのです。
もしもその相手にとりわけ感謝の念を伝えたい、何かをしてあげたいと思ってしょうがない場合はどうすれば良いでしょうか?
その場合はそれでも受けたオーダーの請求はします。
それでいてオーダーにはなっていないもの、例えば「これ実家から送って来たミカンなんですがよかったらどうぞ」というような振る舞いなら有りだと思います。
とにかくポイントは「店内の商品、レギュラーメニュー、つまりそれで日々商いをしているその主力メニューは商売品だから必ずお金が発生する」ということです。
これをクセづけ習慣にしておかないとやがてはそういう店主は自分のお店の商品を「お腹が空いたらから食べる」ようになります。
アルコールを出すカフェの店主が閉店後にガンガン自分で吞んでいる光景が生まれたらおそらくそのお店は早晩潰れるでしょう。
自分が生業とするオーダーには必ず「有価ブツ」という考えを持つこと。
これを肝に銘じておいてください。
それでは次にこれも非常に多く出くわすシーンであります。
取材に来た人にそのオーダーを「無償提供」するというパターンです。
これも本当にやめてほしく、きっちりと請求してほしいです。
ただ厄介なのが、こちらはお金をとるつもりでも相手側が「無償で当たり前」と思っている場合です。
例えばインスタで数万人フォロワーを擁するインフルエンサーと呼ばれる人が「宣伝を見返りに商品の無償提供を求める」といったケースは聞いたことがあります。
あらかじめ事前にそういうことを相手から話を聴いてて店主が納得しているならば私としては何も言う権利もありませんが・・・。
もっと厄介なのが事前にそういう(無償提供)話を伝えてくるでもなく、かつ先方はそれを当たり前だと思っていてキラキラした目で本当に悪意のかけらもなく「がんばって取材しますよ~!」とするような相手と取材になってしまった場合です。
私のお店の数々の取材歴を鑑みるに数件ありました。
結構最近もありまして、相手は結構な巨大組織(?!)だったりして、これからそうしたこれまでの事例とこちらがどう対応したかの話をしていきたいと思います。
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