蟹のクリーム煮
去年の年末、買い出しのときにお正月気分でちょっと奮発してスーパーの冷凍の蟹を買った。足の部分はお正月にしゃぶしゃぶでいただいたのだけど、冷凍のまま残しておいた肩の部分で昨日のお夕飯にクリーム煮を作った。
蟹の食べ方ではクリーム煮が一番好きかもしれない。もちろん港の近くの高級蟹食べ放題とかならシンプルな食べ方が断然美味しいんだろうけど、海のない奈良ではまずありつけないので、たまの贅沢に冷凍の蟹で作るクリーム煮はご馳走だ。
流水で半解凍くらいにした蟹をオリーブオイルでさっと炒めて、身が白くなりきらないうちに白ワインを加えて蒸し焼きにする。白ワインはたっぷり入れた方が美味しい。
蟹の身が柔らかくなったら仕上げに生クリームを入れて少し煮たら、塩胡椒とネギを散らして出来上がり。生クリームを入れてから長く煮るともろもろになってしまうので気をつけること。色味にパプリカパウダーも少し振ってみた。
蟹の出汁が染み出したスープの部分が美味しいので、パンをつけながら食べる。肩の部分は食べづらくクリームで手やそこらじゅうがべたべにになるけど、蟹の出汁と白ワイン風味の生クリームが信じられないくらい美味しいので皆しゃぶりついて食べている。
今日は残しておいたスープにご飯を入れてリゾット風に。蟹の出汁が染み出した美味しいスープを余すことなくいただいた。また、たまの贅沢にたべたいなあ。