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一日の区切りで生きる 悩みを解決する方法

皆さんは悩みというものがありますか?私はほとんどないです。もともと悩まない人間です。そんな私にとても大きな影響を与えた本があります。知ってる方も多いと思います。デール・カーネギーの「道は開ける」という本です。人の悩みを解決する方法の本、この本がいかに私の人生を変えたか、シェアしたいと思いこの記事を書いています。

本との出会い

私は本が好きです。でも早く読むタイプではありません。たくさん読むのがいいと良く聞きます。でも、早く読むのがいい、というアドバイスが私の心にはなぜか響きません。私は不器用なんです。それでいいと思っています。そんな私に以前の職場の上司が、「道は開ける」はいいよ、と教えてくれました。私はこの本を読むのに実は5年かかりました。しかし、前の職場の過酷な業務に耐えることが出来たのは確実にこの本のおかげです。

一日の区切りで生きる

私は不器用です。
読むだけでは理解できません。この「道は開ける」という本に書いてることを実践したい、と思うもののそもそも悩まない性格なので試すチャンスはありません。と、思っていたらすぐに好機が訪れました。生命保険会社に入社しうまくいかず解雇になり、もともと接客業だった経験を活かし即ホテルの宴会場で働き始めました。当時の私は35歳でした。

ホテルの配膳を経験したことがある人には分かると思いますが、結婚披露宴のサービスのイメージは表の顔。一度宴席も終わり、ゲストの見送りを終え、扉が閉まる。その瞬間から裏の顔です。一瞬にして世界は変わり戦いが始まります。

・1秒でも早く椅子を積み
・全速力で下げ物を終わらせ
・力の限りテーブルを撤去する

すぐに、次の宴席の準備。予想だにしていないハードな仕事でした。

仕事を紹介してくれた友人に「結構ハードですけど大丈夫ですか?」と聞いてはいたけれど予想を超えていました。

明日のことは考えない

別に無理な仕事ではありませんでした。でも、私は当時35歳でいい年齢でした。周りは元気で体力もある学生ばかり。悩まない私も「使えないおじさんだな」と思われるのは嫌でした。

明日もあるし、無理のない範囲で仕事をしよう

と、思う一方、「道は開ける」という本の「一日の区切りで生きる」という章を刻まれた私の心が、

やってみれば?

と囁くんですよね。やってみました

全ての動きを100%全力でやる35歳なら、何も考えずに働く元気な若者に負けない。「明日の朝起き上がれなくてもいいや」人生で一度くらいそれくらい働いてみよう、と思って働きました。やってみたかったんです

仕事が終わって、ロッカーで30分は動けませんでした

翌日

人間ってすごいですよね。次の日は動けるんですよ。「めっちゃきつい」って思うんですが翌日も自分に言い聞かせました。「今日だけ死ぬ気で働こう。」

勘違いしてほしくないのは、そう思い込むことでスーパーマンになるわけではありません。でも、明日本当に無理なら休もう、明日のことを考えなくていいなら100%全力で頑張れるし、と無理やり思いました。気持ちの問題ってすごいですよね。なぜでしょうね。「きつい、いつまで続くんだ」、と思うのを意識的に無理にやめて、「今日だけ」と思うことで心は確かに軽くなり、実際に全力で働くことができました。本当にいい経験だったと思います。

この記事をここまで読んでくださったみなさんにはもう分かると思いますが、私は根っからの単純な人間なのです。これを繰り返し1ヶ月でみるみる10キロ痩せました。

悩みを解決する方法

私は悩みを解決する方法を伝えることはできません。本当に悩みを解決したい方は、デール・カーネギーの「道は開ける」を読みましょう。とてもためになります。

でもですね、結構本に書いてあることって「当たり前」のことなんです。それができれば苦労しないよ、ってことが書いてあるんですよ。でも、本当に大事なことというのは誰もが知っている事なんだ、ということに気づくと思います。知っているけどその大事さ、その存在に気づいていないだけなんです。そこに気づくには何かのきっかけが必要なだけです。新たなことを知るのではなく、すでに知っていることに改めて気づくだけなんです。本というのはそのきっかけになることが多いです。読むタイミングによりますが。

馬鹿みたいに単純なことでも、意外とやってみたら、「あ、難しく考えていたけど、こんなことだったんだ」と新しい発見があるものです。ぜひ騙されたと信じて「一日の区切りで生きる」という生き方をやってみましょう。そうすると、「今」にフォーカスする、という同じようなアドバイスが世の中に溢れていることに改めて気づくと思います。

最後に

毎日100%でいつづけることがいいと伝えたいわけではありません。僕が言いたいのは「起こってもいない明日の悪いことを考えるのをやめよう」ということです。毎日100%をやり続ければ体を壊します。

ただ私が言いたいのは「今日一日全力を出し尽くして、明日筋肉痛だったり、熱が出たりして動けなくなったらどうしよう」なんて起こってもいない悪いことを考えるのをやめるだけで心は軽くなった、ということです。

皆さんも、自分の足を引っ張る想像上の悪い未来にさよならして、「今」にフォーカスして人生を豊かにしていきましょう。


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