いざウズベク?:2022/2023ACL遠征・決勝への下調べ(2023年2月更新)
「一サポ目線の独断と偏見によるACL遠征下調べ:ウズベク編」です.決勝候補5ヶ国のうち,我が家的には一番いろいろ知っている国.
ウズベクのクラブが勝ち上がる可能性はそんなに高くなさそうですが,かの名審判・イルマトフさんを生んだ国,ひょっとしたらひょっとするかも(しないかも😆…無理か…どうだろう?).Imo&Ottoは2018年12月~2019年1月に旅行で滞在したことがあったり,そのときに出来たお友達にも会いたかったりもするので,その記録・記憶を参考にしつつ,期待を込めて!まとめてみました.
なお,ご利用はあくまで自己責任で何卒(念のためのおことわり).
(※2023年02月17日:決勝の日程変更に伴い,可能な範囲で情報を更新するための加筆修正しました)
入国情報
ビザ
日本人観光客は免除(条件:30日以内の滞在)
旅券残存期間:出国時に3ヵ月以上?
COVID-19関係
渡航前PCR検査:不要
ワクチン接種証明書:提出不要
入国後自主隔離等:不要
参考:在ウズベキスタン日本大使館(2022年6月10日付の文書)
参戦情報
対戦相手について
R16に勝ち残ってるチーム:ナサフ・カルシ(Nasaf Qarshi FC)
ホームタウン:ウズベキスタン・カルシ(Qarshi/Қарши)
ホームスタジアム:Nasaf Stadium(Qarshi "Markaziy" stadioni)
クラブのウェブサイト:https://fcnasaf.uz/
公式Twitter:https://twitter.com/fcnasaf
空港(主にタシケント:TAS)~カルシ間のアクセス方法
自力で行く場合,以下の3通りくらいを想定.
全て車(白タク)(※以下地図参照)
タシケント→→(鉄道)→→サマルカンド→→(車:白タク)→→カルシ
飛行機(タシケント~カルシ(KSQ)は曜日限定?;飛行:約1時間)
1は「タシケント→サマルカンド」,「サマルカンド→カルシ」と分ける形になると思います.タシケントからサマルカンドは結構遠いのですが,タシケントの地下鉄の端っこの駅に行くとサマルカンド行きの車(白タク)がわりといた,です(2018年12月時点の実績).
もし現地ツアーが出るとしたらタシケントからバスで1泊2日とかかな?と想像してますがどうだろう.(タシケント以外の都市で出入国できる路線については割愛)
鉄道のチケット(タシケント~サマルカンド)
ウズベキスタン鉄道のウェブサイト(https://railway.uz/en/)で購入可能
午前中や昼頃の便利な特急に乗れば2時間くらいで移動可能.速度が一番遅い便でも4時間少々で移動できる時刻表.
料金は一番安い座席で900~1200円くらい.
1時間に2本くらい走っている時間帯もあれば,3時間ぐらい全く走っていない時間帯もあったり,深夜1時とか2時とかに到着する便があったりする.利便性はあまり期待しないくらいがたぶん幸せ,でも鉄道があるだけ儲けもの(予定を鉄道に合わせざるを得ないあたりに旧社会主義国みをひしひしと感じる).
一見して英語(アルファベット表記)に対応しているフリしてキリル文字解読が必要な無理ゲー要素があるので注意(このあたりは2018年12月の旅行記(ヒヴァ~ブハラ)参照のこと).でも2018年12月には事前にネットで買えた&現地で紙の切符に交換できた&ちゃんと乗れたので,今回もそれで行けると期待&予想(キリル文字を読めない方はブラウザをChromeにして翻訳しても大丈夫なレベル).
ネットで予約した時の情報が分かる紙を予め印刷しておき,現地の乗車駅の近くに立つ建物か窓口にそれを持参して,紙の乗車券に交換してもらう手続きが必要なので,余裕を持った行動を心がけよう(日本のようにてきぱき処理してくれるとは限らないので).
飛行機・国内線のチケット(タシケント~カルシ)
ウズベキスタン航空で週2便(木・土)運航?(2023年2月時点で検索)
HY 77 13:30 タシケント → 14:30 サマルカンド
HY 78 15:20 サマルカンド → 16:20 タシケント
タシケント(TAS)を13:30に出たフライトが約1時間後にカルシ(KSQ)に到着,その機体がそのまま再びタシケントに戻るパターンっぽい.あまりに本数が少なくて弾丸での利用は難しそう.だけれど,スケジュールが合えば往路の29日(土)だけの利用は有りかも知れない.
飛行機・国内線のチケット(タシケント~サマルカンド)
ウズベキスタン航空がタシケント(TAS)・サマルカンド(SKD)間にもいちおう飛んでるので,下記の日程は利用できるかも?(2023年2月時点で検索)
28日(金)HY 43 14:00 タシケント → 14:55 サマルカンド
30日(日)HY 42 3:45 サマルカンド → 4:35 タシケント
(運行曜日…HY 43:月水金;HY 42:火木土)
同区間の他のフライトはもう1本ずつあるみたい.
6:45 タシケント → 7:40 サマルカンド(HY 43)(月火金)
15:45 サマルカンド → 16:35 タシケント(HY 44)(月水金)
宿泊施設
少々独特なルールにより宿(ホテル等)経由で滞在登録が必須.ただ,予約サイト等経由で泊まれば問題なく,諸手続きは宿がやってくれるらしいので,滞在証明書だけ忘れずに入手(友人宅等への宿泊は手続きが煩雑らしいので非推奨).
Booking.comなどで検索・予約可能(ホテルから民泊まで各種有り).
ウズベク滞在についてのあれこれ
言葉
公用語:ウズベク語;文字はアルファベット表記が基本(キリル文字表記が併記される場所は若干残る)
ネット接続があればスマホのGoogle翻訳でウズベク語を設定可能(この半年でオフライン対応になってました🙌).設定は「ウズベク語→英語」の翻訳がたぶん自然な感じだと思う(「ウズベク語→日本語」の翻訳精度はイマイチ).
ウズベク語をスマホで入力したくなったときの為に「Gboard」を入れておくといいかも(Android/iOS).使用シーンとしてはGoogle翻訳で上手に読めない文字があって,ウズベク語をキリル文字で入力したくなった時用(具体例:手書きの文字を解読したい;壁の看板の文字を読みたい).キリル文字はアルファベットと異なるけれどタイ語やアラビア語に比べると形が似ていて判別しやすいので,入力だけなら力業でどうにかなると思う.
スーパーや市場,タクシーなどはウズベク語しか通じないと思っておくといいレベル.
宿泊施設や観光施設ではおおむね英語が通じる.
ただし,市井にいる一定年齢以上の人々は外国人との共通言語として(英語ではなく)ロシア語をいきなり繰り出してくる(ことが案外ある).もし「Как вас зовут?」と聞かれてロシア語で自己紹介できたりするとウケるので,少しでも囓ったことがある人は頑張って思い出そう😆
たまに日本語を話すウズベク人に遭遇して驚く.出稼ぎ経験があったり漫画好きだったり,親日家に出会う可能性がちょこちょこと.
通信・SIMカード事情
旅行者用のプリペイドSIMは街中で入手可能(昼間なら空港でも買えると思う).2018年12月に街中で買ったブランドは「Beeline」(2022年9月時点に調べたところ1ヶ月10GBで50000スム≓640円くらい?;4年前より値上がりしてる…😅)
参照:2018年12月の旅行記(プリペイドSIM入手編)
eSIMもいくつかのブランドが対応している.
たいがいの宿ではWi-Fiが利用可能(街中ではあまり電波飛んでない)
配車アプリ
2018年12月の訪問時は未利用だったけれど(宿の人は何か使っていた&配車してもらったことあり),現在は旅行者でも気軽に使用できるかも?
アプリ:ヤンデックスタクシー?(Yandex.Taxi:Яндекс.Такси)(SMSが使える現地SIM必須?)→Yandex Go(Android/iOS)
お金事情・物価など
通貨単位:スム(soʻm/сўм)
100スム=1.18円くらい?(2022年9月時点で1.28円…円安ェ…だったのが→ちょっと戻った🙌)
桁を2つ削って1.1~1.2倍するといい感じに日本円になると思う.
例:10000スム→118円
(一時期は10000スムが1米ドルに近かったけれど…円安ゥ…)
両替は街中の銀行や空港で可能(1万円札で両替する感じ).
両替レートはたぶん法定?どこの銀行で両替しても同じだった.
街中の買い物では5000 or 10000スム紙幣がわりと使いやすい?
2018年12月の滞在時には闇両替は皆無(市場の出入口でひっそり見かけた程度→手に札束を持っているのですぐ判別できるはず).街中を普通に歩いている程度なら出会わないと思われる.
クレカの基本はVISAまたはMaster(JCBはたぶん無力).街中でクレカを使える場所は少ないけれど,海外キャッシングは街中のATMで可能.ただし,エラーで引き出せない場合がよくある!(焦らず次へ移動&チャレンジ;旅行者がみな引き出しすぎて,紙幣がすぐ無くなっちゃう疑惑)
到着時の空港で銀行が営業時間外の場合等に備えて少額の米ドル紙幣を持参.そのほか,いざというときのために米ドルかユーロが少しでもあれば持っていくと保険になる.
1万円分をスムに両替したら5000スムの札束を渡されたりして超バグる.
試算例:1万円→78万スム(2022年9月時点)=5000スム×130枚少々になるとなかなか壮観な図(↓参考画像2枚).
お金の使い方によっては両替しすぎない方が良いかも知れない.また,日中それほど多額の現金を持ち歩く必要も無いと思う.
参考までに出費の概要を書いておくと,街中での飲食・日用品・公共交通機関(地下鉄やトラム)の物価は安め(トラム初乗り1300スムとか).瓶ビールやペットボトルのジュースは1本5000スム前後,水1.5Lなら2000スム程度,数km程度の白タクは5000スム~(あとは距離次第),食事ならちょっとしたレストランで飲み食いしても1回1人7~8万スムもあればお腹いっぱい(※我々もうそんなに食えんお年頃,為念).博物館等の入場料は,最も高額な施設でも1人5万スム以下程度(※こういうものの料金にはよく外国人価格の設定あり).(以上,2018年12月情報)
スーパーなどではなぜか数十スム単位まで細かな値札が付いていることがあるけれど,あまり流通してない単位なので飴ちゃんが通貨代わりになったり
具体的にはレジに飴ちゃんが入っていて,おつりに使われる模様.
スム貨幣は原則国外持出不可のはずなので帰国時に空港で米ドルやユーロに両替するのが良いと思う.
円でも良いけど細かな紙幣が返ってこない可能性&レート良くない.
帰国時に再両替するときは合法手段で「円→スム」に両替した記録が必要なので大事に保持しておくべし(闇両替には手を出さないこと!)
気候
カルシは雨が少ない都市のようで,そもそも降られにくいみたい.日程が2月から4月末になったので,心配は寒さに震える可能性から熱中症のリスクへと変わりました.が,GW前後はわりと観光に適している季節なので,夜ならたぶん過ごしやすいはず.とにかく,真夏のウズベクじゃなくて良かった!(参考)
インフラ関係
停電がちょこちょこ起きる可能性がある(スマホとかバッテリは常に充電しておくと安心).空調の冷房機能があったかどうか未確認でよくわからないです(暖房は電気ではない宿もあるみたいだけれど).基本乾燥している土地柄なので,冷えに弱い人は多少羽織るものが必要かもしれないので各自ご準備を(わたしは万能型ショールと冷房対策でウルトラライトダウンを持っていく).
歩道も凸凹してるのでキャリーケースよりは背負える鞄が便利.靴も温かくて歩きやすいものを.
宿でお湯が突然出なくなることがあり,給湯設備が脆弱なことがあるかも(ひょっとしたら停電のせいもある?).つい日本にいる感覚で湯船にお湯を張りシャワーを使った結果,早々にお湯を使い切ってしまい,シャワーから水しか出なくなって途方に暮れたことが…(洗髪の時など要注意)
覚えておきたい?ウズベク語表記地名(キリル文字)
※以下,ウズベク語アルファベット(キリル文字/ロシア語キリル文字)
(ウズベク語とロシア語のキリル文字が微妙に違う)
タシケント:Toshkent(Тошкент/Ташкент)
カルシ:Qarshi(Қарши/Карши)
ウズベキスタン:Oʻzbekiston(Ўзбекистон/Узбекистан)
サマルカンド:Samarqand(Самарқанд/Самарканд)
イスラム関係のあれこれ
街中の宗教施設はイスラム寺院がほとんど.
非ムスリマのヒジャブやアバヤ等は不要.
古いメドレセを改装した宿もあるので泊まってみるのも一興.
酒は普通に買える(ビールからウォッカまで).
参考:2018年12月の旅行記(アルコール事情編)
宗教的にはイスラムが基本のはずなのにクリスマスはお祝い🤔
都合良くソ連(ロシア)化が浸透したまま今日に至った感じがする…
旅の安全
深夜に街を出歩かないとか,安易に車に乗せてもらわないといった,海外旅行に必要な最低限の危機回避行動は心がける(スリ・置き引きなどの軽犯罪は珍しくないらしい).
2018年12月に滞在したときには,大きな都市の街や通りで日常的に凶悪犯罪が起きそうな雰囲気は感じなかった.国境地帯(あるいは突発的で事件性のあるもの)を除けば,通常の活動範囲での危険は大きくないと思う.
闇両替には手を出さない(再掲).
白タクを全く利用しないで移動することは難しいと思うので,配車アプリを使ったり,複数人で利用したりして,リスクを下げる行動・工夫は必要.
ガイドブック
カルシが掲載された本は見つからず(下記の観光局のページ参考)
Lonely Planet「Central Asia」(2018年6月・第7版:英語)
両替事情がかなり変わっていたり,日本人の観光ビザ解禁前の版だったりするので情報が古い点がある.
公式サイトの電子版でウズベキスタンだけ購入可能($4.95と格安)
「英語のガイドブックはちょっと…」という方は「地球の歩き方・中央アジア(D15)2019~2020」(2021年1月:日本語)
Lonely Planetより新しい点が良い.
ウズベキスタンのページは他国よりも訪問者が多いのか本書内の扱いは比較的多め
"歩き方"のタシケントの地下鉄路線図は便利だった記憶.タシケントの地下鉄は良いぞ!(内装が駅毎にいろいろ違って面白かった!)
いろいろリンク
National PR Centre(ウズベキスタンの政府観光局?の日本語ページ)