![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/56371414/rectangle_large_type_2_f70633038ffd856c42d70ce9c2d203d9.jpeg?width=1200)
プラハ、聞こえてますか?「シブヤで目覚めて」
文学ラジオ第46回の紹介本
「シブヤで目覚めて」
アンナ・ツィマ 著
阿部賢一、須藤輝彦 訳
河出書房新社
チェコの若い作家アンナ・ツィマさんのデビュー作で、舞台は渋谷とプラハ。さらに小説内小説(川越が舞台)もあって、3つの物語が絡んだときの高揚感がたまらなく、すごくおもしろい小説でした。楽しく読めて、肩肘張らずに日本文学を好きになれる貴重な小説だと思いました。
登場人物が日本文学への想いに溢れていて、プラハで日本文学を研究するヤナとクリーマが謎多き作家、川下清丸を調べていく過程はわくわくしました。作者のあとがきも良かったです。日本作家やカルチャー満載で、ジャパネスク小説にあたりますが、日本語で読めて素直に嬉しい気持ちになれる小説でした。
本書のあらすじ
チェコで日本文学を学ぶヤナは、謎の日本人作家の研究に夢中。一方その頃ヤナの「分身」は渋谷をさまよい歩いていて──。プラハと東京が重なり合う、新世代幻想ジャパネスク小説!
・・・
ラジオは毎週月曜日に更新しています。
各種podcast、Anchor等よりお聴きいただけます。
番組の感想・リクエスト・ラジオをきっかけで本を読んだ!など、#空飛び猫たち をつけて、ぜひTwitter、Instagramでご投稿やコメントをいだけると嬉しいです。
ラジオ案内役の二人
ダイチ | 小説家が好き!の会
Twitter @welovestory Instagram booklog
ミエ | 羊をめぐるカフェ
Twitter @hitsuji_meguru Instagram hitsujiwomeguru.cafe