生きるためのカレー

CafeBarDonna 〖大阪府八尾市陽光園1-10-15〗 おいしいカレーを提供…

生きるためのカレー

CafeBarDonna 〖大阪府八尾市陽光園1-10-15〗 おいしいカレーを提供しています。 ※コロナウィルスのため、しばらくバーを休業しています。

記事一覧

一歩、そしてまた一歩

映画監督の儘田聰さんに撮影していただいた「生きるためのカレー」の映像ができあがりました。 私たちにもそのある日は、突然訪れました。 日常は、その日を境に見えなく…

コロナで過ごした誕生日

生きるためのカレー、前回の投稿からいろいろなことがありました。 オンラインバーCafeBarDonnaをはじめ、儘田聰監督には「生きるためのカレー」のプロモーション映像を撮…

つながりは、いつか輪となる

生きるためのカレー、日々営業を続けております。 この記事を読んで、たくさんの方々から声が届いております。みなさんどうもありがとうございます。順にお返事をさせてい…

成長は、豆苗の伸びる速度で

さて、CafeBarDonnaの生きるためのカレー。 この一週間でいろいろなことがありました。常連のお客様、記事を読んで駆けつけてくれたお客様、多くの人がお店へご来店くださ…

歓びよ、こんにちは

生きるためのカレー、5日目。 僕たちはOrangeGardenというユニットで活動しています。僕と妻(朋子)とイラストレーターのせのおしんやくん。しんやくんがイラストを描き…

音楽のおくすり

生きるためのカレー、4日目。 記事を読んだご近所の飲食店さんたちが、CafeBarDonnaへ駆けつけてくれました。「今、自分たちがやるべきことは何か。記事を読んで改めて考…

クリエーションが心を救う

生きるためのカレー、3日目。 会社からの帰り道、この記事を見てくださった方がお店を訪れてくれました。よくよく聞けば、家は反対方向だと言います。カレーを食べるため…

勇者になる

CafeBarDonnaの新たな門出を祝い、お客様が演奏してくださいました。 トロンボーン奏者の山内さん。「新たな冒険ですね。近々カレーを買いに行きます」というメッセージを…

世界から届く「あした」

「生きるためのカレー」の記事を読んでくださった多くの方が、記事をシェアしてくださったり、サポートを送ってくださりました。届いた支援金は5日間で501,855円になりまし…

新しい門出

CafeBarDonnaでは、晴れて「生きるためのカレー」の販売がはじまりました。 研究に研究を重ねたカレー。飴色になるまで弱火で炒めた新玉ねぎ。多くのお客様に愛されるよう…

二回目の涙はあたたかい

「生きるためのカレー」にはみなさんの想いが込められています。決して一人ではつくれなかった味。 *** 北摂に住む畑野くんが、先日の記事を読んで駆けつけてくれまし…

支援金の報告

一人ひとりにお礼のメッセージを送っていると、気付けば朝を迎えていました。 昨日、『生きるためのカレー』という記事を投稿すると、いろんな人からDMが届き、立て続けに…

生きるためのカレー

過去10年で最大の危機だ。 大阪の八尾で10年間、飲食店を営んできた。名前はCafeBarDonna。業務形態は「バー」。一言だけ言わせてほしい。 「コロナウィルスのくそったれ…

一歩、そしてまた一歩

一歩、そしてまた一歩

映画監督の儘田聰さんに撮影していただいた「生きるためのカレー」の映像ができあがりました。

私たちにもそのある日は、突然訪れました。

日常は、その日を境に見えなくなりました。
でも私たちは生きていかなくてはなりません。

私たちはある選択をしました。
生きるため、生き続けるための選択。
それが、このカレー。

多くの方達に支えられて、作ることができました。
私たちが生きるため、そして、みなさんに

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コロナで過ごした誕生日

コロナで過ごした誕生日

生きるためのカレー、前回の投稿からいろいろなことがありました。

オンラインバーCafeBarDonnaをはじめ、儘田聰監督には「生きるためのカレー」のプロモーション映像を撮影していただき、6日には店長の伊藤が35歳の誕生日を迎えました。

お昼は八尾にある伊藤店長のCafeBarDonnaでカレーを提供し、夜は僕と妻(朋子)がいるオンラインでのCafeBarDonnaでお話しできる「場」を提供す

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つながりは、いつか輪となる

つながりは、いつか輪となる

生きるためのカレー、日々営業を続けております。

この記事を読んで、たくさんの方々から声が届いております。みなさんどうもありがとうございます。順にお返事をさせていただきます。

先日、「求められた読み手」というオンラインイベントでお話をさせていただきました。全国、いや、アメリカ、スペイン、ニュージーランドなど海外からもたくさんの人が集まってくださいました。その数、60名。

その中で主催の池松潤さ

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成長は、豆苗の伸びる速度で

成長は、豆苗の伸びる速度で

さて、CafeBarDonnaの生きるためのカレー。

この一週間でいろいろなことがありました。常連のお客様、記事を読んで駆けつけてくれたお客様、多くの人がお店へご来店くださいました。

店長の伊藤から毎日、日報が届きます。

「人参をすりおろすのがだいぶはやくなりました」

そうそう、キャロットバターライスがカレーを引き立たせます。

「半熟ゆで卵、はじめに4つつくって硬すぎて失敗。次に4つつく

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歓びよ、こんにちは

歓びよ、こんにちは

生きるためのカレー、5日目。

僕たちはOrangeGardenというユニットで活動しています。僕と妻(朋子)とイラストレーターのせのおしんやくん。しんやくんがイラストを描き、僕が文章を書き、朋子がマネジメントをしています。

その仲間のしんやくんが、イラストを送ってくれました。

僕の文章を読んで、遠く離れた場所から送ってくれました。

「食べに行って絵を描きたかったのですが、亮太くんの文章でこ

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音楽のおくすり

音楽のおくすり

生きるためのカレー、4日目。

記事を読んだご近所の飲食店さんたちが、CafeBarDonnaへ駆けつけてくれました。「今、自分たちがやるべきことは何か。記事を読んで改めて考えました」そう言って、カレーを買ってくれました。そう、これは僕たちの店だけじゃない。飲食店全ての問題です。アイデアや情報は共有して、力を合わせてこの危機を乗り越えなければいけません。

「営業できない」と愚痴を言うよりも、代わ

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クリエーションが心を救う

クリエーションが心を救う

生きるためのカレー、3日目。

会社からの帰り道、この記事を見てくださった方がお店を訪れてくれました。よくよく聞けば、家は反対方向だと言います。カレーを食べるために、わざわざ足を運んでくださいました。うれしい限りです。

今まで僕たちは陽が沈んだ頃に店を開け、ウィスキーやカクテルをお客様に提供してきました。それが今では、朝からカレーを煮込み、ごはんを炊いて、明るい時間にトレーにカレーを注いでいます

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勇者になる

勇者になる

CafeBarDonnaの新たな門出を祝い、お客様が演奏してくださいました。

トロンボーン奏者の山内さん。「新たな冒険ですね。近々カレーを買いに行きます」というメッセージを添えて。曲はドラゴンクエスト、ロトのテーマです。

10年間の思い出が詰まったお店。お客様に支えられてここまでやってきました。

二日目、一番に来てくださったのは、10年前に店をオープンした時からのお客様。田中ご夫妻です。フラ

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世界から届く「あした」

世界から届く「あした」

「生きるためのカレー」の記事を読んでくださった多くの方が、記事をシェアしてくださったり、サポートを送ってくださりました。届いた支援金は5日間で501,855円になりました。

この感謝の想いをどのような言葉でお伝えすればよいかわからず、「書くこと」を仕事にしていながら、自分の表現力の未熟さを痛感しております。月並みではありますが、みなさま、本当に、本当にありがとうございます。

驚くべきことに、こ

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新しい門出

新しい門出

CafeBarDonnaでは、晴れて「生きるためのカレー」の販売がはじまりました。

研究に研究を重ねたカレー。飴色になるまで弱火で炒めた新玉ねぎ。多くのお客様に愛されるように、時間をかけてやさしい味に調えます。隠し味は……食べてからのお楽しみ。

お店は17時にオープン。事件はその一時間前に遡ります。

「どうしてそんなことになるの!?」

妻の朋子の声が聞こえてきました。ふと見ると、店長の伊藤

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二回目の涙はあたたかい

二回目の涙はあたたかい

「生きるためのカレー」にはみなさんの想いが込められています。決して一人ではつくれなかった味。

***

北摂に住む畑野くんが、先日の記事を読んで駆けつけてくれました。三合炊きの炊飯器。それからカバンから封筒を取り出し、店長の伊藤に渡しました。中には寄付が入っていました。

「諦めんなよ」

その一言に、伊藤は涙を流しました。畑野くんは伊藤の高校時代の水泳部の仲間。20年来の友人です。

広沢タダ

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支援金の報告

支援金の報告

一人ひとりにお礼のメッセージを送っていると、気付けば朝を迎えていました。

昨日、『生きるためのカレー』という記事を投稿すると、いろんな人からDMが届き、立て続けに電話が鳴りました。誰よりも早く、株式会社MIMAの美馬功之介さんが「炊飯器あるから、必要だったら使ってちょうだい!」と連絡がありました。そして、舞台でお世話になった池下敦子さんが「炊飯器のくだり、小粋なジョークというわけじゃないなら一升

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生きるためのカレー

生きるためのカレー

過去10年で最大の危機だ。

大阪の八尾で10年間、飲食店を営んできた。名前はCafeBarDonna。業務形態は「バー」。一言だけ言わせてほしい。

「コロナウィルスのくそったれ」
4月13日、大阪府は新型コロナウィルス対応の緊急事態宣言を受けて、娯楽施設などの休業要請などを請け負うことを正式に発表した。対象はキャバレー、ナイトクラブ、カラオケボックス、そしてバー。僕たちのことだ。

14日の午

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