カドゥキョイカフェ

インスタに浮かぶリアリズムと、異国のコーヒーと2

東京の笹塚で7月に、「アザーンを聞きながらトルコ・コーヒーを飲む」と題したイベントを行った時、BGMとして使ったアザーン(イスラム教の礼拝の呼びかけ)の音源は、私が現地で録音したものだった。

次回イベントではBGMを、どうしようかと思案中だ。すでに、イベントの案内はすでに出している。タイトルは「妄想のトルコ・カフェ」。ワンオペでコーヒーをいれたり、アザーンを流したりするのは、結構、楽ではないことを前回悟った。だから、次回は1回の定員を10人に絞り、2部制にすることにした。

それ以外に、前回との変更点は2つある。

ひとつは、トルコ・コーヒーは基本的に飲み放題に変更する。前回は、いろいろ事情があり、参加費(1000円)に含まれるコーヒーは1人一杯ということにした。だけど、次回は、参加者は、希望すれば何杯でも飲めることにする。マシーンの製造能力と、ワンオペ作業という限界はあるのだけれど、一人あたり3杯は飲めるのではないかと思う。

変更点の2つ目は、インスタグラムのコンテンツの活用だ。世界中の人々が、トルコのカフェなどから多くの写真をアップロードしている。ここにこそ、リアルな中東のカフェの姿がある。中東のカフェの臨場感を追求しているのだから、インスタに現れるリアリティを使わない手はない。

たとえば、こんなふうにして活用することを考えている。

#kurukahveciyavuzbey  というハッシュタグがある。これは、トルコ・イスタンブールのアジア側にある、カフェの名前。このハッシュタグで検索をかけると、このカフェを訪れた人の自撮り写真や、この店のコーヒーカップの写真などが表示される。

こうした写真には、トルコのカフェのリアリティが表現されている。写真を1枚、1枚ながめながら、この人たちが、トルコのカフェで過ごした時間を想像しているだけで、自分のその場にいるような気分になってくる。

インスタグラムは、トルコ・コーヒーイベントの大きな柱だった「アザーン」の関連でも活用の可能性があるのではと思っている。こちらは、画像というよりは、主に音・映像がポイント。

たとえば、アザーンの一般的なアルファベット表記の #adhan  や #azhan  でタグ検索をかけてみる。

アザーンを朗誦しているさまざまな映像が表示される。この中から、ちょっと気になるものを聞いてみる。中東だけでなく、世界のさまざまな地域からアップロードされた映像つきのアザーンの数々。

中東のカフェの気分にひたるための、BGM(バックグラウンド・ミュージック)、いや、BGM(バックグラウンド・ムービー)になる。9月8日のイベントでは、そんなインスタグラム・コンテンツ活用の可能性も掘り下げていきたいと思っている。

カフェバグダッドについては、上記フェイスブックページやツイッターアカウントも参考にしてください。

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