#144 自然の中でサンドイッチのランチ / 癒しの大切さ / 小さいことを大きく喜ぶ
しばらく大好きな山歩きに行っていない。
山歩き仲間と予定が合わなくて、
何ヶ月行ってないんだろう。
私は、カフェやレストランへ行くのは1人でも平気だが、
山歩きは1人では行けない。
人っこ1人いない時もあるし、心細く感じて。
街で新緑を見るたびに
今、山の木々は青葉がきれいなんだろうな〜と
思いを馳せる毎日。
そんな折り、
小高い山の上にある緑に囲まれた公園に行ってみようと
思いつく。
近くにはおいしいパン屋さんもあるので
お昼を買っていこう。
ランチは山の上で。
空は青く晴れて、新緑を楽しむには最高のお天気。
パン屋さんでサンドイッチを、
公園の自販機でコーヒーを買って階段を上がっていく。
日傘を使うくらい日差しが眩しい。
シロツメグサが咲き乱れている山の斜面に大きな木があって
木陰ができている。
座れるくらいの立派な木の根がはっていて、
それを椅子に食べることにした。
木陰の地面に布を敷いて、テーブル代わり。
やさしい風を感じながらサンドイッチをほうばり、
遠くに小さく見える街や山、空、
公園の木々、シロツメグサをボーッと眺める。
緑や自然の癒し効果って本当にすごいと思う。
登山に興味がない、同じアーティストが好きな同僚に
「私には山歩きはそのアーティストと同じくらいの癒しがある」
って言ったら目を丸くしていたが、
「○○さん(私)の話を聞いて最近ちょっと登山に興味が出てきました」
と言ってたので
みんな癒しを求めてるのかなと微笑ましく思う。
癒しはほわ〜っと柔らかいイメージだけど、
癒されることによって自分に力を与えてくれる。
「癒される〜」と言うけど、
そんな時って自分に充分なエネルギーがチャージされている。
力をもらえてる。
私の場合、大好きな山歩きに行くと
その日の身体の疲労感はあるけど、
心は元気になってて、自然に身体も元気になるという循環だ。
楽しかった、
あのキラキラした自然をまた見たい、
自然の心地よさを感じたいと
また行きたくなる。
食べることも好きなので、
そこに美味しいものがあればさらに嬉しい。
自然の中で食べるって、
なんて楽しくて気持ちいいんだろう。
風にサワサワと揺れる木の葉の音
高い空の上からピーヒョロロと鳥の鳴き声
遊具で遊ぶ子どもたちの楽しそうな声
目の前のクローバーの絨毯の上を
サーっと鳥の影がなでていった。
見上げるとトンビだろうか、
大きな鳥がゆうゆうと羽を広げて飛んでいた。
地面に影を落とすくらいだから
低いところを飛んだんだな。
小さなハチや蝶も
シロツメグサの花のまわりを飛び回っていた。
あれこれと何も考えずにいられる時間が幸せだ。
バッグから本を取り出して、
木の根っこに座ってペットボトルのコーヒーを飲みつつ読書。
気候が良い日、木陰で本を読むのも最高。
サンドイッチの匂いを嗅ぎつけたか
私の近くにもぶんぶんと虫が飛び始めたので
退散することに。
布をたたんで本と一緒にバッグに入れ、
クローバーを見渡して
これだけあれば四つ葉がありそうだなあと
しゃがんで見渡したら、目の前にあった。
え!と驚く。
探し始めて1分かかっていない。
ラッキーと喜ぶ♪
摘まずに写真だけ撮ってみる。
まだありそうだなともう少し目を走らせたら、
二つ目発見。
え!!
もう?
とまたまた驚く。さっきから1分くらいしか経ってないのに。
調子にのり、さらに探す。
すると三つ目発見。
えええ!!!
二つ目発見からまだ1分くらいだけど!
奇跡か、と自分で言う。
これだけクローバーがあったらあるでしょ、とか言わない。笑
ただ喜ぶ。
素直に喜ぶ。
5分もたたないうちに3つも見つけたことが嬉しい。
小さなことを大きく喜ぶと
またいいことが増えると聞いたが、
いいことの連鎖がきた。
🌱お読みいただきありがとうございます(^ω^)