コーヒーとうつ病の話
コーヒーと「うつ」について、 僕の経験をもとにお話したいと思います。
僕がうつ病だと診断されたのは2008年の頃でした。どうしてうつ病になったのかというと、長時間労働が原因だったと思っています。
ある日の朝、僕は起きて時間を見て一言、「会社に行かないと殺される」と言ったことを今でも覚えています。そして、着替えることも無く会社に行こうとしたところを当時付き合っていた相方に止められました。そんな状態なので、自分で会社に電話することなんてできません。なので、当時の相方に職場に電話してもらって、会社を休んで精神科のクリニックに行きました。
行った精神科の女性医師に飲んでいるクスリがあったので、クスリの飲み合わせは大丈夫なのかを尋ねると、「主治医に聞いて下さい」と言われました。精神科の担当医は目の前にいる女性医師なのにこんなことを言われるなんてビックリしたのを今でも覚えています。
そんなこんなで再発を繰り返しながら、うつ病やメンタル面の不調とつきあってきました。
2019年3月、僕は相方と一緒に東京 → 京都へ引っ越すことにしました。これによって、コーヒーを飲む機会が増えました。いっときは、毎日コーヒーを飲んでいた時期もありました。
コーヒーを飲むことで、どういう風に僕のメンタル面に変化をもたらしたのかをお話ししたいと思います。
ネット上で『コーヒー メンタルヘルス 関係性』で検索してもらうと、さまざまな心療内科のサイトが出てきます。また、ネスレ日本さんなど暮らしに関わる企業からも、うつ病などとコーヒーの関係性に関する内容が書かれたサイトを見つけることができます。
今の相方と一緒にいるようになって、コーヒーを飲むことが増えました。そして、京都に引っ越してからは、近所にコンビニがあったこと、コーヒー豆を売っているお店が多く存在していたことからコーヒーを飲む機会が増えました。
京都に住むようになって環境が変わったので、メンタル面に変化がありました。それ以上にコーヒーを飲む機会が増えたことによって、僕のメンタル面に変化がありました。
うつ病になった2008年頃のことを思い返してみると、あまりコーヒーを飲む生活を送っていなかったなって思います。ドトールコーヒーに行ってもコーヒーではなく、紅茶を飲むことが多かった気がします。また、うつ病やうつ状態になって、再発をするようになるとコーヒーを飲んでいなかったように思います。
なので、コーヒーを頻繁に飲むようになって、メンタルが落ち込むことがなくなったように感じました。
ですが、京都市内から大阪府内に引っ越してから近くにコンビニ、カフェ、コーヒーショップがないこともあって、コーヒーを飲むことが減りました。とはいえ、おうちコーヒーの回数も増えてはいるのですが、コーヒーを飲む回数が京都にいる頃より激減していました。
それもあって、9月末頃にうつ状態になってしまっていました。その頃のことを振り返ってみると、美味しいコーヒーを飲んでいなかった気がします。
このことから言えるのは、うつ病やうつ状態の時に必要なのは、美味しいコーヒーだといえます。カフェインを摂ることがいいとかではなく、僕の経験からすると、美味しいコーヒーがメンタル面に良い影響を与えるんじゃないだろうかって思います。
最近では、「コーヒー豆を挽いてコーヒーを淹れる」行為こそが、メンタル面に良い影響を与えているんだと思います。そして、コーヒーの匂いや味にメンタル面に良いのではないかと思います。
僕は、医療従事者ではないので、医学的にコーヒーがどういう影響を与えるかということはわからないのです。ですが、コーヒーがメンタル面にある種の影響があるということは経験から言えます。
なので、メンタル面の不調で苦しんでいる時には、コーヒーを飲むようにしてほしいと思います。そうすることで、少しずつ苦しい状況から救ってくれるかもしれません。
僕もコーヒーによって救われた1人なので、メンタル面の不調に苦しんでいる人にこそ、美味しいコーヒーを味わってもらいたいと思っています。
今回は、この辺にしたいと思います。
それでは、楽しいコーヒータイムをお過ごし下さい。