珈琲屋の人生ムダな時間
「青は進めだ!」
これは太古の昔から決まっている。
なのに、前の車が動かない。
一番前の車が右折しようと、歩行者が通り過ぎるのを待っている。
そのため、後続の車は誰も動くことができないのだ。
いくらバイクとはいえ、京都の狭い道路は電柱が邪魔をして横をすり抜けていくこともできない。
しばらくすると、信号は黄色になり、すぐ赤になった。
同じ信号を2クール待つ。人生においてこれほど無駄な時間はあるだろうか?
配達などの業務で毎日バイクに乗っている。
平均すると、一日10分くらいは信号を待っている気がする。
気を紛らわすため、ひと月だと何分になるか考えた。
10分×25日=250分!
・・・てことは、1年で?
250分×12ヶ月=3000分(50時間)!
この先、30年仕事を続けると?
50時間×30年=1500時間(約62日)!!
なんと、私の人生のうち2ヶ月は、ただの信号待ちなのだ。
ハァ〜、2ヶ月あったら、ゆっくり旅でもしたいなぁ。それこそ信号のない田舎町で目的もなく、ゆっくり過ごす。そんな2ヶ月間が過ごせれば、人生はもっと豊かになるだろうに。
そして、信号は青になった。
「今度はすすめよー!コノヤロー!」
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