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強度行動障害を頻発する重度知的障害のある自閉症児の実例

強度行動障害とは

私の勤務する放デイでは、特別支援学校に通っているお子さんの利用がとても多いところです。ので、平日は、ほとんど特別支援学校の生徒たちの割合が高くなります。とくに、重度知的で強度行動障害のある自閉症児が、週に2~3人くらい利用しております。「強度行動障害」とは、自身の思い通りにならないと、自分の頭を叩く、打ち付ける、かみつくといった自傷行為や他害を行う行動です。飛び出しといった衝動性も高く、出現頻度も高めです。また、知的面でも理解度が低い場合、職員の言葉も耳に入りません。そのため、こういった特性を持つお子さんが放デイ利用時は「目が離せない」場面がとても多く出てきます。ここでは、強度行動障害を頻発する高校1年生の男の子と小学校5年生の女の子の実例を元に、どのように学校、家庭、放デイが連携して対応しているのか、また年月をかけた療育をしたことで、行動頻度がどうなっていったのかをお話していきたいと思います。

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