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療育現場で、保護者たちが語らえるリフレッシュメントルームやってます

療育仲間ができることは素晴らしい

私たちの放デイでは、保護者の方が自由に語らうことができる「リフレッシュメントルーム」というものがあります。施設の一室に設けられており、気軽にいつでも保護者の方に利用してもらっています。その部屋からは、子供たちの療育の様子も見ることができるので、子供たちが普段どんな風に放デイ活動をしているのか、保護者の方に知ってもらえます。ちょっとしたお茶菓子や飲み物も用意しているので、他の保護者の方と、気軽におしゃべりする感覚できていただけたらと思い、開放しています。
「同じ特性を持つ子の親と話したことがなかった」「子育ての悩みを打ち明ける友人がほしかった」など、保護者の方も普段から色々悩んでいることがあると知り、療育仲間が増えたらもっと子育てが楽しくなるのではないか、と思いルームを設置してきました。ぜひぜひ、このルームで仲間を増やしていってほしいなと職員一同願っています。

リフレッシュメントルームの目的、効果

幼稚園や学校よりも、様々な特性を持つお子さんが通う放デイなので、保護者の方には療育仲間をたくさんつくってもらうのが目的です。そしてなにより、保護者の方々が悩みや思っていることを吐き出し、スッキリして、元気になってもらう場でもあります。
放デイ送迎の待合室としても利用してもらうことで、普段接することが少ない保護者同士が出会う貴重な場であり、有意義な時間に使ってもらいたいと思っています。
話し好きな方、苦手な方、保護者の方にも様々な方がいますが、このリフレッシュメントルームで、時に職員が間にはいり話題を提供することで、気軽に話し合えるようになったという効果も見られました。
また、他学年、他学校の保護者が仲良くなることで、放デイ以外でも遊ぶ機会が増えたという事例もあります。
放デイに来ている子供たちも、ルームにママが居る姿をみると安心するのか、活動中、いつもより元気が良かったりニコニコしたりと嬉しそうな表情がみえるので、親にも子にも相乗効果があるようです。

子にも親にもできることを、できるだけ

放デイは、基本的に困りごとのある子供たちの療育活動を提供する場です。しかし、現場で働き続けて思うことは、子の変化を望むなら、親の意識変化も必要だ、ということです。といっても、職員がむやみに家庭や親の方針に口出ししたりすることはできませんし、するべきではないと考えています。
そこで、リフレッシュメントルームのような役割をつくることで、親自身になにかきっかけを与えられればと思っています。放デイに通うお子さんの親同士が仲良くなり、悩みや情報を共有することは、療育に通うお子さんも保護者の方にも強い味方になります。職員はそのサポートをできることをできるだけやっていく、それだけなのではないかと思うのです。
リフレッシュメントルームから、バザーやお祭り、親子工作などのアイデアが生まれ、実際に放デイのイベントになったものもあります。こういったことも、普段、保護者同士があいさつ程度しか交わさなかったら、ぜったいに生まれてこなかったでしょう。今後もリフレッシュメントルームを大いに活用してもらって、保護者の方の息抜きの場に使ってもらえたらと考えています。

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