都市部にありながら、自然豊かな環境の療育施設
私の働いている放課後デイサービスの環境や施設設備、働く職員などについてお話していきたいと思います。まず、施設周辺の環境ですが、新幹線が停車するような大きな駅の都市部に位置しながら、周囲には田んぼや畑、公園があり、自然に恵まれています。のどかな風景を眺めながら、週末は子供たちと散歩にでかけたりもします。また施設は園庭のある一軒家型なので、庭に季節の花や木を植えたり、菜園で野菜などを育てています。育ったものは、おやつ時間に子供たちに提供して美味しくいただきます。他にも砂場や手作りの遊具、外遊びのおもちゃ(サッカーボール、自転車、なわとび、トランポリンなど多数)が充実しています。
施設内は、運動ができる大きなホールに、各教室、事務室、相談室、調理室、トイレとあります。転んでも痛くないクッション性のある床で、冷暖房完備です。ホールでは体操やダンス、運動など元気に体を動かす活動をしています。各教室にはテーブルとイスがあり、職員が本日の活動の説明をしたり、絵本読み聞かせ、宿題を見たり製作活動などをしています。室内遊びのおもちゃはとても充実していて、人形、ままごと、ブロック、幼児向けの知育教材から、ボードゲーム、かるた、カード類などたくさんあります。室内運動にはマットやとびばこ、フラフープ、ボール、と色々なおもちゃを揃えているので雨の日でも、室内でたくさん体を動かすことができます。調理室では、時々子供たちと一緒に簡単なおやつを手作りすることもあります。トイレは広々として清潔感があり、使い勝手が良い仕様になっています。男女別、用途別によって3つくらい完備しています。
働いている職員ですが、児童発達支援管理責任者、介護福祉士、児童指導員、保育士、言語聴覚士、作業療法士がいます。中には、幼稚園教諭、小学校教諭、中学校教諭経験者や社会福祉主事任用資格をもった職員もいます。療育の前後には、毎回職員でミーティングをして、療育活動の予定を確認し、課題や問題をクリアにしていくように話し合っています。さらに、定期的に発達支援の専門家の先生に話を聞く研修会を開き、職員たちも日々勉強しています。
このような環境で、日々私は子供たちの発達支援をサポートする療育を行っています。常に職員間で情報を共有し、子供たちに合った活動や遊びを提供できるようにしています。療育活動のねらいとしては、子供たちの自主性を育むため、活動参加の無理強いをしません。できる範囲で参加できるように、職員がサポートし、子供たちのやりたい意欲や、出来た!という満足感を得られるような関わり方、声掛けを行っています。タブレットなどPCを使った療育はありませんが、園庭や周辺の自然に触れながら、好きな遊びを見つけたり、職員や友達と過ごす時間を大切にしています。