蒲郡市生命の海科学館 特別展「南極大陸」

蒲郡市生命の海科学館で2023年7月15日~11月5日の期間に開催中の、特別展「南極大陸」に行ってきました。

南極観測隊の衣装や日本が発見した新鉱物「ヘグボマイト」、南極隕石、南極が昔は温暖だった事を示す木の化石と幅広い展示。

南極の砂を顕微鏡で観察できるコーナー(顕微鏡の画像がモニターに映るので、みんなで同時に観察できます)や、

日時限定ですが、本物の南極の氷の展示もありました。

その南極の氷をさらに詳しく顕微鏡で調べるというワークショップが開催されていて、そちらにも参加しました(要予約。定員あり。結構すぐ埋まっていました)

顕微鏡で透明なものをみるのは難しいとの事で、まず塩の結晶で練習。これもきれいですね。

そして本番の南極の氷。南極の氷は、ゆっくり降り積もった雪(南極の降水量はイメージと違いとても少ないそう)が、さらに上につもった雪の重さで圧縮されてできるため、中に空気(気泡)を沢山含んでいます。

顕微鏡で気泡のアップ写真。これ、氷のでき方からいって、いまよりずっと昔の南極の空気が閉じ込められてできている気泡なんですよね。

耳を済ませると、氷が溶けてこの気泡が弾けるプチプチという音も聞こえます。

過去の南極の空気が解放されてる音を、日本の室内で実物から聞けるのは結構な贅沢。

なかなか貴重な体験ができた特別展でした。


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