今年もまた金針菜の季節がやってきた
野草にそこまで詳しくはない私ですが、野草というカテゴリーを越えて「美味しい」と思っている植物があります。
今までも何度か記事にしてきたこちらです。
そう、萱草(カンゾウ)です。
若草も美味しいのですが、私は断然、蕾部分が好きです。
アスパラガスとオクラとキャベツを足して3で割ったような、クセもなくほんのり甘い、美味しい部位で、中国や台湾では「金針菜」と呼ばれて高級食材扱いらしいです。
そしてその金針菜の季節が今年もやってきました!
群生する植物なので、一ヶ所に大量に生えています。
河川敷等では、一面カンゾウだらけ、なんてこともあります。
さっそく、今日のおかず分くらいの量を収穫しました。
注意しなければいけないことがいくつかあります。
まず一つは虫です。
アブラムシがびっしり付いていることがあるため、収穫の際に注意しましょう。
人間が美味しいと感じる植物は、虫にとっても美味しいのかもしれません。
もう一つは毒性です。
諸説あるのですが、カンゾウには「コルヒチン」という毒が含まれており、生食すると下痢や嘔吐などの症状が出ることがあるそうです。
なので、充分水にさらし、よく洗ってよく火を通して食べた方が良いでしょう。
カンゾウに限らず、野草やキノコ、野の果実など、売り物でないものを食べる場合は自己責任です。
自信がない場合は食べないようにすべきです。
私は幸いにもあたったことがないのですが、いつも注意はしています。
さて、この金針菜をよく洗い、調理していきます。
前回、ペペロンチーノが美味しかったのですが、今回は敢えて金針菜オンリーで食べてみようと思い、シンプルにニンニクとソテーにすることにしました。
塩胡椒しただけですが、やはりシャキシャキした歯応えと、ほんのりとした甘みがあり、充分美味しいです。
旬のものを食べると、同時にエネルギーもいただけるような気がします。
この先の梅雨も元気いっぱいで乗り切ろうと思いました。