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【砂糖不使用】適当栗きんとん

栗きんとんは栗だけでできているわけではないと、大人になってから知りました。
あの、ほっくり甘い部分にはサツマイモが隠れていたんですね。
(もしかすると私が知らないだけで、栗100%の栗きんとんもあるのでしょうか…?)

何にせよ、栗とサツマイモは似たような食感、似たような甘さで、相性が良い食材ですよね。

片方は実、もう片方は芋(野菜)と考えるとちょっと不思議な気がしますが。

幼年期の友達のおうちが甘党一家でした。

印象的なエピソードがありまして…。

その友達の家は、お正月のおせちを購入する際、栗きんとんだけもう1セット別に注文するんだそうです。

「皆、一人分だと足りなくて、すぐなくなっちゃうから」
「絶対にもっと食べたくなるから」
「他のスイーツは別の機会でも食べられるけれど、栗きんとんってお正月くらいしか食べないでしょ?」

とのこと。

私はそこまで栗きんとんに思い入れはなかったのですが、その友達がまるで宝物のように大事に、そして本当に美味しそうに食べるのを見て、私の中の栗きんとんへの評価(?)が上がりました。

おせちの時期になる度に思い出します。

そんな栗きんとんなんですが、自作してみようと思い、作り方を調べてみました。

メインの栗とサツマイモ以外に「クチナシの実(色付けに使います)」「栗の甘露煮シロップ」「砂糖」「みりん」などが必要のようです。

たしかに栗きんとんってただただ甘いだけじゃなく、栗の良い香りやコク深さがありますよね。

そういった良さは百も承知なのですが、できるだけ材料少なめ、甘さ控えめで作ってみました。

①サツマイモを蒸す

甘みと粘度が高いべにはるか系がおすすめ

②サツマイモの皮を剥き、塩を少々加えてマッシュする

③甘栗(甘露煮でもOK)を加えて更にマッシュ

④適当な大きさに等分して、ラップで包んで形成する

⑤完成

お察しの通り、「加熱したサツマイモに栗を加えて形を整える」だけなのですが、サツマイモと栗の自然な甘さで意外と満足できます。

サツマイモはレンジ加熱や茹でるよりも、蒸すのがおすすめです。

水を加えず低温でじっくり加熱すると、かなり甘くなるからです。

どうしても甘さが足りない、という場合は、サツマイモが熱いうちに甘味料を加えてマッシュすると良いかなと思います。

ずぼらですが自然派おやつで身体にも優しいのではないでしょうか。

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