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「作る」はいつだって難しい

まただ。作りたいものがない、という壁にぶち当たっている。
少しずつ練習してきたBlenderはそろそろ実践に入りたい。
作るものを考えねばならないのだけれど。

昔から「ないなら作れ」という座右の銘のようなものを持っているのだけれど、それはつまり、裏を返せば「あるならばわざわざ苦労して作る必要はない」になってしまう。
単純なものなら作ったりするけれども。

今は良い時代だ。いろんな道具やツールが安く提供され、ある程度の技術は無料で簡単に学べ、たくさんの人が様々な表現をしている。
ここ10~15年ほどで明らかに変わったように感じる。
そうして作られたそれらもやはり多くは安く販売され、個性的なものでもかなり手に入りやすくなった。
探せば大抵のものはあるし、少々理想と違っても改造などの工夫をしてしまえばいい。
私が労力を割いて一から作る必要がなくなってしまっているのである。
作ることは好きなのだと思うけれど、以前よりかなり頻度が減った。

何か欲しいものを考えたところで、既に似たようなものが販売されているかもしれない……と思い二の足を踏んでしまっている。
もしかすると、作ろうとしているのはただの小物なのであまり気にしなくていいのかも。
ただの練習なので気にしなくていいのかも。
……本当にそうなのだろうか。パクりとか言われないだろうか。
怖いなら公開しなければ良いという考えもあるけれど、せっかく作ったものは見せたいし使いたいと思う。
そんなことを考え始めると、物事はなかなか進まなくなってしまった。
底の見えない穴に吸い込まれていくような。




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香夜るり
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