お勉強はやめよう
人生いつだってやり直せる。
無責任な言葉だなって、いつも思う。
ダルビッシュ有が野球以外の球技悩んでいたら、
藤井聡太が勉学に集中していたら、
羽生結弦がスピードスケートをしていたら、
あの若さで数々の偉業を達成できただろうか?
彼らが持ち得た恵まれた体格、類稀なる知性、天性の華やかさ
これらの才能の使い方を若い内に決めたからこそだ
もちろん、彼と自分を比較して卑下しているのではなく、
決断し結果を出しつづけてきたことが、心から尊敬している。
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例えば、「料理系Youtuberになろう」と決めても
料理の腕がまだまだ足りない
撮影をした事がない。
動画編集のスキルがない。
そんな事を考えて、「とりあえず学んでから…」
と、本筋と離れた事に時間を使ってしまい、疲弊し、何もできなくなる。
技術を学ぶ事は悪い事ではない。
そんな事は分かりきっている。
しかし人生はあっという間で、気づけはとっくに歳をくっている。
良い企画が誰よりも早く浮かんでも、世の出さないと何の意味もない。
自分はもちろん、周りだって
「まだ早いんじゃない?」
「これもあった方がいいよ!」
と、選択肢を広げようと動けなくなる事がある。
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最近、仕事で悩むと仲の良かったバーテンダーの言葉を思い出す。
彼は私の3つほど年上で、気軽に何でも会話ができた。
その地域で最も学力の高い大学に通いながら
バーテンダーのアルバイトを始め卒業後にそのまま就職した。
何でも飄々と仕事をこなし、話しかければ粋な冗談で返してくれる。
そんな彼が友人たちと独立してお店を出すという。
その時、私は私で就職したばかりで、
「自分はこの仕事であっているのかな?」
なんて想いに縛られていた。
ある日、彼に聞いてみたことがある
「なぜバーテンダーを始めたのですか?」と。
頭がいい、人柄がいい。見た目もいい。
彼ならどんな企業からもお誘いがあるだろうと考えていたからだ。
彼は驚いた顔してこう言った。
「酒飲めて、喋れて、金が入る。こんな最高な仕事ある?」
社会的意義だとか、
自分に合っているだとか、
金がいいからどうかとか、
そんな飾らない言葉に、しばらく言葉が出なかった。
あぁ。これで良いなんだな。と。
その日から私も、
「書ける、喋れる、金が入る」これを指針にしている
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シンプルにすればするだけ、気持ちは軽くなる。
それでも時間が経てば余計な感情が襲ってくる。
たまにバーテンダーの言葉を思い出してリセットするのだ。
お勉強は手段であって、目的ではないのだから。
まずは外へと、一歩踏み出そうと
ビジネス書を本棚に戻し、机へと向かう。
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