タシャリンコ
タシャはいい子ですが、ネコ派の私からすると何か滑稽です。
オモチャもいろいろな種類のものをたくさん買ってもらっているのに、遊ぶのはいつもテンかイタチかそこらへんの胴体が長いモノばかり。
胴体長いのがあまりにもたくさんあるので、なんだろな、、、と思って、並べてみましたよ。
これは完全に私の勝手な思い込みですが、犬好きな人はネコに対してわりとニュートラルな感じなのだけど、ネコ好きな人は犬に対して厳しい人が多い気がします。北米母と私の家族が顕著にそうで、タシャに対して非常に厳しいのです。かわいそうなくらいに。
私は犬も好きですが、それでもやっぱり犬に対して若干厳しい目を向けてしまっているかもしれません。どこかで「ネコじゃないんだからちゃんとしなさい」みたいに思ってしまっているのだと思います。
ちなみに私はタシャのことをタシャ・ベアと呼んでいます。小さくてテディベアのようだからです。タシャリンとは呼んでいません。
でももしタシャを日本で飼っていたら、きっと私はタシャ・ベアでなくタシャリンと呼ぶようになっているだろうと思います。なんにでも「リン」とか「コン」とかつけてしまいがちだからです。現にマヤさんのこともマヤリンと呼んでしまっています。最近ついにマヤリンコと呼んでしまい、家族に驚かれ、かつ怒られました。
マヤさんの前に飼っていたネコはベティという名前でした。それが呼んでいるうちにベティコンになり、ベチコンになり、そこからどう変化したのかクークリになり、クルちゃんで生涯を終えました。マヤリンも同じような流れをたどっているのだと思います。
でもこれは何もペットだけでなく、家族に対してもやってしまう私のクセなのです。呼んでいるうちに、呼びやすいように自然と、知らぬ間にそう呼んでしまっているのです。なぜだかわかりません。
もしタシャが日本に来たら、私はきっと英語風のタシャ・ベアではなく、タシャリンと呼び始めることでしょう。それがタシャリンコになって、そのあとは原型をおさめない「なんちゃら」になって、最終的には「そのまたなんちゃら」になっていくのでしょう。
そんなことを思いながら毎日タシャを眺めているのでした。