見出し画像

給料とはなんなのか

会社で働く。
給料をもらう。
卒業したらこうすることが
当たり前の世界だったので
ご多聞に漏れず、私もその世界に入った。
それ以外の世界があることは
想像もつかなかった。

働き始めた頃は
リモートワークなんて
当たり前になかったし
逆に、サービス残業なんて
当たり前だった。
勤める会社や職種によると思うけど
基本的には、始業時間の少し前には会社に着いて
終業時間の後も会社にいる。
それが平日は、毎日続く。
でも、その時間が給料だとは
思いもしなかった。

与えられた仕事の対価が
給料なのだと思っていた。
会社にいることが給料だとは
思いもよらなかった。
もちろん、仕事の成果を出すことも
給料の一部なのだけど
それ以外の時間も会社にいて
自分の時間を使っている。
出社をする必要がある限り
給料って自分の時間なのだと思う。
仕事の成果が給料なら
成果が出れば
会社にいる必要はないはず。
そういう会社もあるだろうけど
やっぱり多くは、会社にいる時間を
求められている。
そこにいることで
人間関係が育まれたり
協力して、何かを作るきっかけに
なるかもしれない。
いい面もあるだろうね。
でも、嫌な時間もあるし
退屈な時間もある。
いずれにせよ、まるッと
自分の時間を会社に使っている。
だから、やっぱり
給料って時間なんだなと思う。

そうやって、1日の多くの時間を
会社に使っているうちに
会社はその人の場所になってしまう。
知らない間に、そういう感覚が
刷り込まれていって
そこから離れることが
すごく、すごく怖いことのように感じ始める。
この居場所を失うと、
何もかも、なくなってしまうんじゃないか
っていう不安。
自分には、新しい場所なんて
見つけれらないのじゃないかという恐怖。
だから、
辛くなっても、逃げられなくなる。
たくさんの時間を費やすことで
その場所は、自分の居場所だと思い込んでいるから。

でも、それは、自分が作り上げた場所じゃない。
たまたま、何かの
タイミングで立ち寄っただけの場所。
だから、そこじゃなくてもいいし
嫌なら、別の場所に行ったらいい。
そもそも、自分がいなくても
そこは、あり続ける。

会社にいる時間の代わりに
給料が払われているというシステム。
これが会社員で
世界はそれを、人に
望んでいるのかもしれない。

自分の時間を
何に、捧げるのか。

#仕事 #自分の時間 #給料 #仕事の対価 #自分の価値 #会社  


よろしければ、サポートお願いいたします! ワタシのこれからを一緒に見て、笑って、いただけたら幸いです!