【読んで良かった本、5冊の話】アートセラピーノート/書いたら燃やせ/アパレル全史/漫才過剰考察/のはいる【12月のエモ活】
最近読んだ本、5冊について紹介するよ🤞
今月読んだラインナップは以下。
・アートセラピーノート
・書いたら燃やせ
・イノベーターで読むアパレル全史
・漫才過剰考察
・どうやら僕の日常生活はまちがっている
というわけで、ここ最近の読んだ本を振り返っていくね😌
(エモを)求めよ、さらば与えられん🤞
Ask, and EMO will be given to you.
▼今月読んだ本
▶︎アートセラピーノート
ブルジョワ展の終わりに寄った、六本木の森美術館のミュージアムショップ。本棚を眺めていたら、ふと目に留まったアートセラピーノート。
ふと手に取ってみるとなんだか懐かしいワークシートが並んでいた。
子供の頃は時々学校でやっていたワーク。アレを彷彿とさせられる書き込み形式。
小学生だった当時、道徳の時間で自分に問いかけるなんて面倒だなぁと思っていた。けど成長するにつれて、自分に問いかける課題を与えられることは減っていく。就活の自己分析を最後に気づけば自分と向き合うワークをやることがなくなっていた。
可愛いアートセラピーの本を見て「久々にやってみたいな〜〜〜!」の気持ちが爆発。読んでみた。というかやってみた。
アートセラピーって木を描いて枝の数で心理状態が分かる心理テスト的なやつだと思っていた。この本にもそういう面はある。けど、メインは「絵や文章に考えている方を書き起こして見える化して、自己分析を深めよう」ってこと。
色々な質問に絵や文章で答えながら、自分の魅力を探して、活かし方を考えよ〜という趣旨。
「鏡に映った自分に何を思う?」「やりたいけどできてないことは?」などなど、自分では思いつかない問いかけが沢山。
ハマる問いかけに対しては筆が止まらず、アレコレ思い浮かんで書くの止まんね〜!とテンションが上がる徒然草の松尾芭蕉状態だった。
が、一方で結構答えにくい漠然とした質問もある。こういう時は、読む側が前のめりで考え、悩み、深掘っていく必要がある。
質問の前提を読み込んで「自分はこうは思わないな?」と意見を書き込む。答えたものを見て「なんでこう思ったのか?」と更に自分で分析を重ねる。といった感じで私は深掘りしてみた。
ぎっしり書かれた答えを客観的に見て分析してみる。自分の内面に気づいていなかった新たな一面があった。発見があるのが面白い!
自分の中身がスカスカな状態での自分探しって意味なくないか??と学生の頃は思ってた。けど、10年間働いて社会に揉まれた今、改めて自分の思考を深掘りするのはめちゃ楽しかった。
深掘りが面白くなったのは、私の中に色々詰まってきたからだと思いたいな☺️
▶︎書いたら燃やせ
アートセラピーノートをやって感化され、「ワシにもっと質問はねぇが〜〜?👹」という欲望が爆発。質問ナマハゲと化した私。
前々から本屋さんで気になって何度も立ち読みしては吟味していたこの本「書いたら燃やせ」。今こそやりたい…!と満を辞してポチった。
ほぼ全ページが質問ワークな究極の質問本。本というか、もうノートとかドリルとかに近い。最近の朝活として朝の静かな時間に一ページずつ答えている。
答えるページはランダム。毎朝、トランプのシャッフルの如くパラパラっとページを捲る。偶然開いた運命のページから逃げちゃダメ、というマイルール。
なんでもかんでも公開しちゃえるこのSNS時代。敢えて誰にも公開しない紙だからこそ書ける本音がある。
「これって人に見せる用の建前が入ってない?もっと本当の、純度の高い本音はないのかい??」と真の本音を深掘りするのが面白い。
ある質問に対して、私がなかなか人に言えずに抱えていた嫌な思い出を書き出した。文章にして読んでみると、いや、これ、私がウジウジ抱え続けるのってめちゃ無駄だな?と気づけた。
誰にも知られないからこそ打ち明けられる本音ってある。誰にも言えない話でも読ませられない話でも、自分の中でモヤモヤさせておくのではなく、文章にして自分には打ち明けてあげる。自分に打ち明けることで結構楽になった。心の洗濯である。
手持ちのペンで書いていたんだけど、せっかく書くなら可愛いペンで書きたい。と、数年振りに文房具屋さんでボールペンをアレコレ迷いながら選んだ。
文房具って会社から支給されたり展示会で貰ったりするから自分で買わない。文房具選びって忘れてた楽しさだ。学生の頃はしょっちゅうロフトとかハンズの文具コーナーで夢中で選んでた。クルトガやカドケシ、ジェットストリーム、フリクションを見つけた時は感動したなぁ。
文房具屋さんでウンウン言いながら選んだ渾身の一本。やっぱり書き直すだろうと思って、消せるボールペンのフリクションから選んだ。暗めで彩度は低くて読みやすいのに、華やか。そんな色で可愛い。
本が中古で気軽に売買される市場の中、書き込みたくなる本はビジネスとしてもうまいなぁと。新品で買いたくなるし、書いたら燃やすわけだし。
中身が盛りだくさんだからいつになるか分からないけど、全部やったら感想を書こう。もちろん、中身に何を書いたかは公開しない。
▶︎イノベーターで読む アパレル全史
服好きブランド好きとしてもっとファッションの教養を身につけてぇ〜〜!の気持ちが爆発して読んだこちら。
雰囲気でこんなもんかな?と曖昧に理解していた「聞いたことはあるけど詳しく知らないオシャレ用語」が正しく理解できる。
業界にイノベーションを起こした人たちのビジネスの話だから、伝記的な読み物としても面白い。偉人小話集というか。
知識がついたからファッションのニュースが解像度高く理解できるようになった。嬉しい。
ファッションの歴史を見ると、日本は真珠の文脈の中で出てくる。世界的に超高価だったパールの養殖に成功し、世界のパール価格を暴落させたミキモトの創業者。アツい。
単純なもので、日本人としてパールを大切にしたい気持ちがムクムクと湧いてくる。冠婚葬祭用のパールネックレス、もうちょっと普段使いできないかな。
▶︎漫才過剰考察
目が離せなくて私の中の推しになりつつある、令和ロマンの高比良くるまの本。M-1グランプリ前に読まなければ…!と買った。
一年前くらいに一回だけやっていた特番の「令和ロマンの娯楽語り」。漫才やエンタメについてくるまが分析考察をしまくる番組。感覚や雰囲気でふわふわっと楽しんでいたエンタメの世界がバキバキに言語化されるのが痛快。あの面白がる感覚ってそうやって説明できるのか…!と視界が晴れる感じ。言語化ってすごい。
あの番組をもっと深掘りして文章にした感じの本。待ってたよ。ありがとう。ちなみに年明けにまた特番で「娯楽語り」をやるらしい。ありがとう。楽しみです。
考えてみると、「笑う」ってなんで笑っちゃうか説明が難しい。
喜ぶ、怒る、悲しむ、は割と言語化しやすいと思う。褒められたから喜ぶとか、約束を破られたから怒るとか、大切な人に会えないから悲しむとか。
「笑う」は、面白いから笑う。だけど、なにがどう面白いのか説明できなくない?笑えたらそれが面白い以上でも以下でもなくない?言語化無理じゃない??
が、この本ではM-1グランプリという笑いの大会を過剰考察し、ガッチリ言語化する。こういうネタがああいう順番で組み合わさるとそういう結果になる。的な感じで過去のM-1を分析しまくり因果関係を考察。過去の傾向から、今年のM-1を盛り上げるにはどうすればいいかを考える。
くるまが異常なのは「M-1グランプリが盛り上がること」を第一に考えて、自分の勝利とかは二の次にしてるところ。M-1で一発当てて売れる!ってのがM-1の夢じゃないの?って思うんだけど、くるまはM-1を盛り上げるための一つの歯車として最適に振る舞おうとする。M-1への滅私奉公精神にホントに…?と疑いたくなる😂納得できないよ…!
納得はできないけど、この本を丸っと読むと、何を考えているか理解はできる。そういう人なんだね…(霜降りの粗品との対談でも引かれている)
去年はトップバッターだったので「優勝よりもM-1を盛り上げることに徹する」の方針でネタを選んだ令和ロマン。
今年のM-1は「2連覇すると盛り上がるから」と優勝を狙うらしい。優勝する気で出てくる令和ロマンの漫才が楽しみ!
こんな本を書いたら手の内が明かされてしまうし、漫才のハードルがギュンギュン上がるだろうし、M-1の観覧に応募するようなファンには読まれてしまうだろう。
自ら逆境を作ってしまう彼の勇気が怖い。(褒めてる)
▶︎どうやら僕の日常生活はまちがっている
1冊目を読んでみたらハマったハライチ岩井のエッセイ。読みやすくて面白くて、ペロリとあっという間に2冊目も読んだ。あまりに楽しくて2周読んだ。もっと読みたい。
一冊通して岩井の言葉遊びがずっと楽しい。無限に読みたい。3冊目も読もう。
まとめ
最近のエモ活、読んだ本を振り返ったよ。
今回のエモは
・最近の朝活は「自分の本音を探すノート」
・ファッションのニュースが分かるようになった
・M-1でハードルガン上げの令和ロマンが楽しみ
・お母さんへの甘ったれに共感
でしたっ!
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エモーショナルで豊かな人生にしていくぞっ🥰