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コミュニケーションスキル

コミュニケーションスキルを磨くことを意識してきているわけだが、インプロ以外にも大きく影響を与えてくれていたものがあった。

それはあるゲーム作品。

ファイアーエムブレム「風花雪月」だ。


これは2019年に発売されたNintendoSwitch作品であり、ファイアーエムブレムシリーズ屈指の名作とされている。

舞台はフォドラという大陸。ここにはアドラステア帝国、レスター諸侯同盟、ファーガス神聖王国そしてその三国の中心にあり、フォドラの信仰を司るガルグ・マク大修道院がある。

大修道院は士官学校でもあるため、三国から生徒が集い、セイロス教のもとで様々なことを学ぶことになる。

主人公は傭兵でありながらも色々あってその才を認められ、3学級のうちの一つの担任を持つこととなる。なので先生と呼ばれるようになる。

しかしある日、ある理由により敵の存在が現れ大修道院は襲撃にあい、生徒たちは学級ごとに散り散りになってしまう。

5年後に再び大修道院で再会しようと約束していたことを忘れていなかった学級の生徒たちは再び大修道院に集結することになる。

それから酷く過酷な戦争編へと突入し、同じ学び舎で同じかまの飯を食べた同士たちで剣を交え血を流し命を奪い合わねばならなくなる。

セイロス教にも裏があり、また大修道院には地下にもうひとつのある学級が存在していたりする。

それぞれの思惑が交差し入り交じる中、何がフォドラで起きているのか、そして果たして結末は。という感じである。

三国それぞれの学級をプレイすることで徐々に事実が明らかになり、それぞれの欲や愛、信念、執念、怨念、因縁などがあり、誰が悪いか何がよくないかはプレイヤーも分からなくなっていく。

ファイアーエムブレムのシリーズをプレイしてきている自分としても、風花雪月はとても作り込まれた大作だと言える。また戦争についての悲しさなどもかなり味わうことになり、すごく辛くなる場面もある。とても学びにもなる作品だ。


で、なぜこの作品がコミュニケーションスキルに関係しているかというとだ。

ファイアーエムブレム風花雪月の登場キャラクターには、様々な立場、出自の者が登場する。

王、貴族、教師、平民、孤児その他差別された人種などなど。同じ生徒の親に自身の親を殺された者もいたりする

そういった様々なキャラクターたちが、ファイアーエムブレムのシステムである「支援会話」によって関係を深めていく場面がみれる。

この支援会話の中で、出自や立場様々なキャラクターたちが、その出自や立場を気にしたりしなかったりをさらけ出し語り合いときに気持ちをぶつけ合ったりしながらも、互いに理解し合うことに至ったり、許したり、感情的に受け入れられなくとも思考では深く理解して共に歩んでいこうとする姿がみられるのだ。性格が合わないようでも寄り添いやり取りを重ねて信頼関係を築いていくものたちもいる。

こういったキャラクターたちの姿を見て、立場や社会人経験などを気にしてびくびくしている自分が情けないと感じたのだ。また、彼らのように自分は自分として揺るぎなく、相手とやり取りを重ねていくことで、誰とでも関係を築き上げていくことができるのではないかと思えたのだ。

いま振り返ってみると、自分も風花雪月のキャラクター達のように他者と相対してやり取りを重ねることができてはいるんじゃないか、少なくとも5年前くらいよりはと。


思い出したので備忘録として書き残しておく。


追記

主題歌を歌うCaroさんの「フレスベルグの少女」がまたかなりのいい曲。カップリング曲もおすすめ。

活動されていないのが悲しい。

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