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【恋愛相談からの自己分析】 - 一体何を言われるのか!の興味でモテコンサルを使ったら自分が見えてきたと思ってしまった話。


案外、人は自分をよく知らない。

「自分を客観的に理解して、それを今後の人生に活かす」であったり、「これからの目標を考えていくには、まずは知ること」。
恋愛に限らず、学生時代に就職活動をする際に、就職課の職員の方によく言われた言葉だ。

確かに、人生を設計していく上で、「自己分析」は1つの大事なポイントだと思う。理由は、「やりたいこと」に対して、「何ができるのか」を洗い出し、「どうあるべきか」を考え、「今、何をしていくか」をゴールに対しての目標から逆算する必要が最も無駄なく「今すべきこと」を見つけだしていけるから。

そこで、ふと、考えた。「果たして、自分自身ってどれくらい自分を理解しているんだろう」と。

面接でも、なんでもそうだけど、「あなたの性格、長所、短所を教えてください」と聞かれることがある。そこでだいたいは「周りからは頼れると言われ、リーダーシップを持っていると自覚していて云々・・・・・・・」と答えたりする。

ただ、それはあくまで自分自身での自己評価。主観的な視点の場合が、多い。つまり、「一方的な自分探しを他者に話しているだけなのではないか」と。

おそらくなんだけど、実際には、「案外自分自身のことはわかっていない。」事業開発のワークショップのように、自分のことを洗い出してい、カテゴリ別に分析し直して、精度を高めたまとめ作業なんてしたこともないし、普段・・・やらない。

往往にして、僕らは「自分語り」をしてしまうことが多い。それは相手への一方的な押し付けに近い。

だってさ・・・誰が「私はこういう人間です。」ポエムを聞いて面白いと思うんだろうか!!!!!

自分は、案外他者に自己紹介をする時に、「好きなもの」を話してから、相手との共通点を探っていくことが多い。
それは、単に仲間を探していき、ミスマッチを防ぎ、安心する世界を手に入れたいという寂しさを紛らわせたい、ある種の承認欲求が強い部分があるから。

それは、趣味が高じて共通の嗜好を持つ相手を探す分には、まぁ、許容範囲の1つの場合が多い。

しかし、問題が起きたのです。

「俺、一方的に自分ポエム語ってんじゃないか!?」。

昔から、実は人見知りな部分があり、自分の考えや趣向を全て見せてから、そこから仲間や、そうではない人を分けてしまう癖がある。
あくまで、事実ベースで好きなものを名詞的なキーワードで(音楽、特にビートルズが好きで、映画はウディアレンが好き。程度ならまだOK)、
伝えて、相手も「自分もです!」というところから、言葉のキャッチボールは始まる(と信じている)。
それが共通項が多ければ多いほど、相手との親近感の距離は増してくるように感じている。

実は自分、悩んでいました。「それ、恋愛面で実は気持ち悪いのではないか・・・」と。

恋愛・・・「一緒に過ごしたい」だったり、「この人とお近づきになりたい」だったりとかの欲求のスタートから、
異性との距離を近づけていき、最後はお互いの需要がマッチすれば、成就する。当たり前の話だ。

しかし、そこで、「自分のポエム」を語り出してしまうと、対してまだお近づきになれていない相手からは、
「意識していない個人情報を送りつけてくるポエマー」という絶妙に気持ちの悪い人間となってしまう恐れがある。
自分は、インフルエンサー、ビヨンセやジャスティン・ビーバーではないのだ。
(彼らは日々隠された日常を感じたことなどを混ぜた文章を織り交ぜることや、写真で表現することで元々の功績を知っている人たちに興味喚起をしていると思う)

そこで、やはり必要なのは、「客観的に自己分析をしたい!それも恋愛という1つの軸をテーマに、洗い出すことができないかな。と感じた。

そんな中、Twitterで見つけた誰かの「いいね」から流れてきた、「モテコンサル」という存在。

わかりやすくこの業務内容を説明すると。

業務内容を説明するブログには、
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モテたいけど、何をどうすればいいのかわからない・・・
あの子を落とすにはどうしたら・・・
女性ならではの視点でアドバイスして欲しい・・・
会話が苦手だから練習をしたい・・・
外見で何を改善したらいいのか教えて欲しい・・・
人には言えない悩みを相談できる相手が欲しい・・・

などなど。
そんなお悩みを抱えるメンズの助けになるべく、
モテゼミではひとりひとりの課題に合わせたオーダーメイドのモテコンサルをご用意しております❣️
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とあった。つまりは、「様々な外見、内面に課題を感じていると思っている人が、彼女のアドバイスのもと、生まれ変わっていく!」という内容。

そこで思った。「普段、考えがまとまっていなくて、説明などをわかりづらいと言われる自分」これは・・・単にモテたい、というよりも自分自身の課題を客観的に他者に見てもらい、「自分をまず知るきっかけ」になるのではないのか・・・。と。

とまぁ、思い立ったら即行動あるのみ。鉄は熱い時に打っておけ。ということで早速申し込んでみることに。

とある街の喫茶店で待ち合わせをして、現れたのは、容姿端麗な女性。

自己紹介がてら、まずはわかりやすい点であるこれまでの恋愛面での出来事から、客観的に自分を見てもらいたくて、数々のエピソードをお伝えしてみた。(気持ち悪いから割愛)

全体的な事象であれば、直球にお悩みに答えてくれると思うのは理解した。
しかし、彼女の凄さはそこではなかった。

1.単に話していて心地よい
圧倒的に「話を聞く力」が強い。参考情報提供として、こちらが話すエピソードを面白そうに聞いてくれる。
まるで、堅苦しい打ち合わせにならないようにアイスブレイクをするような状況が、話し続けている間続いていく。
自然に、自分は色々な話をしてしまう。

単に、その時間が恐ろしく心地いい。

2.案外核心を突いてきた。しかも流れを切る事なく
個人的な悩みに、「自分はサブカルサイドと言われがち」なので、「一般総合職とうまくいかない」というこれまでの人生での課題があります 笑。
別に、そうしたい訳ではないのだけど、そんな日々もあっていいんじゃね!?と思っています。
話しながら、自分の趣向を聞いていただくうちに、細かな点をこちらの話の流れを切らないように「●●だよね」とさらっと混ぜてくる。
そこから「こうしなさい!」と言われるまでもなく自分で勝手に「ということは・・・・XXXXXですね」と気づかせてくれる。
3.何より明るい気分になる
勝倉さんのキャラによるところが大きいと思うのですが、純粋に、明るい!
悩み相談って暗い空気にもなります。それを世間話とか、1つ1つのエピソードをおもしろ可笑しく話してくれるので、
純粋に面白い。前向きにならないと暗い時間なんて誰も共有したくないでしょう・・・。

という大きな発見があった。最後は、自分自身の自己分析が勝手に完了していた・・・。

確かに、「自分が前向きじゃないと相手は暗くなるよな・・・」。

自分が面白いと思えない企画なんて、世の中の誰が楽しむんだよ!という鉄則を忘れていたよ!

と、具体的なエピは超絶個人情報なのでコンプラ的に控えさせていただきますが 笑。

これは目からウロコのサービスだった・・・。

純粋に、恋愛面で悩んでいる人だけではなく、重苦しいカウンセリングでもなく、さらっと核心を突いてくる彼女と話してみる。
自分自身を知るにはいいメンターなのではないかと。

ちなみに僕はお話してみてよかったなーと思います。
理由は、自分の周りにいるタイプの方とは違う、しかも初見の相手にズバッと言われるから。

初めはダメ人間としてめっちゃナイフで切られるのかなーとか思っていたけれど、全然そんなことなくて、面白い時間を買ってきた」という率直な感想でした。

と、いう「こんなことしながら自己分析している増田です」という自分語りを終わります!

「おもしろ枠として話が盛り上がり、恋愛に発展せずにいい友達で終わる」という悩みについて・・・

「そもそも、そんな輝きもしない平坦な目で見ずに話している限り、相手にもスイッチ入る訳ないじゃないですか。空気でわかりますよ。大人だもん!」という言葉・・・刺さったよ・・・。確かに、気持ちのこもらない企画もデザインも、どんなに見栄えが良かったりしても刺さる訳ないじゃんね。

これまで相手に任せっきりでしたが。要は目の奥でギラつきなさいなという話です。確かにな。絶対に取りたい仕事、目の輝きが違うらしいので・・・。

そしてさらに・・・「理想」について話したところ

「そもそも勝てるフィールドがあるのになんで勝ち目のないレッドオーシャンに飛び込んでいるのか」という核心をつく一言・・・。

ですよ。そうですよ。高望みと背伸びしました。反省します。

(ちなみに現時点ではやりたいことありすぎてそんなモードではないです)

ありがとうモテコンサル・・・。魂震えましたよ。

写真は塩田千春「魂が震える」展。震えたのでその足で森美術館まで見に行きました。

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増田ダイスケ
新しいzine作るか、旅行行きます。

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