Bリーグの外国籍選手枠について
歴史
第1期(2016~2018)
◎外国籍選手
・チーム登録上限「3」
・試合エントリー「3」
・オンザコート
B1:各クォーター「0」~「2」の範囲内で試合全体の合計が「6」となるように各チームが事前申請(例:「1ー2ー1ー2」、「2ー0-2-2」など)
B2:「1ー2-1-2」に固定
◎帰化選手
・各チーム1名まで
・チーム登録、試合エントリーの計算上は外国籍選手に含む
・オンザコート「0」「1」のクォーターは日本人選手扱いで出場可能
・オンザコート「2」のクォーターは外国籍選手扱い(いわゆるオンザコート「3」は不可)
第2期(2018-2020)
◎外国籍選手
・チーム登録上限「3」
・試合エントリー「2」
・オンザコート
B1,B2:各クォーター「2」
◎帰化選手
・各チーム1名まで
・チーム登録、試合エントリー、オンザコートの計算上は外国籍選手に含まない(いわゆるオンザコート「3」可)
第3期(2020~)
◎外国籍選手
・チーム登録上限「3」
・試合エントリー「3」
・オンザコート
B1,B2:各クォーター「2」
◎帰化選手、アジア特別枠
・各チーム1名まで(帰化選手とアジア特別枠の選手のどちらか1名まで)
・チーム登録、試合エントリー、オンザコートの計算上は外国籍選手に含まない(いわゆるオンザコート「3」可)
外国籍選手枠の拡大(撤廃)派
メリット
・練習、試合そのもののレベルが上がる
→日常のレベルが上がれば日本人選手のレベルアップにもつながる
・日本人選手と外国籍選手がマッチアップする機会が増える
→ビッグマンだけでなくガードも日本人選手と外国籍選手がマッチアップする機会が増える
→(反対意見)枠が増えても結局は外国籍選手同士がマッチアップするだけでは?
・日本人選手の枠が少なくなるので、競争力が上がる
→(反対意見)重要な役割を担うのが外国籍選手ばかりになり、日本人選手の役割が固定化されてしまわないか?(ディフェンスと3PさえできればOK、など)
デメリット
・日本人選手のプレータイムが短くなる
→(反対意見)そもそも外国籍選手を相手にプレータイムを勝ち取れないようでは世界に通用しないのでは?
・外国籍選手ばかりになるとファンが減る
→(反対意見)仮に活躍するのが外国籍選手ばかりでも、NBAと違って生で観られるという点で差別化できるのでは?
外国籍選手枠の制限強化派
メリット
・日本人選手のプレータイムが長くなる
→特に日本人ビッグマンのプレータイムを確保できるので国際試合に向けて試合勘を掴むことができる
→(反対意見)リーグのレベルが低くなってしまったらプレータイムだけ確保しても意味がないのでは?
・日本人選手が活躍できるリーグになり、ファンが増える
→(反対意見)日本人選手が活躍できたとしてもバスケそのもののレベルが低くなったら人気が落ちるのでは?
デメリット
・練習、試合そのもののレベルが落ちる
・日本人選手と外国籍選手がマッチアップする機会が減る
→(反対意見)外国籍選手の人数が増えても外国籍選手同士がマッチアップするだけで現状とさほど変わらないのでは?
・日本人選手の枠が増えるので、競争力が落ちる
現状維持派
メリット
・日本人選手の役割がころころ変わらないため継続的な成長が見込める
デメリット
・現状から大きな変化は起こらない
→世界の成長速度に追いつけない可能性がある
その他の派閥
カテゴリによって外国籍選手枠のルールを変える派
例えば、B1では外国籍選手を多くしてバスケのレベルを高めることで日本代表クラスの少数精鋭を鍛える一方、B2では外国籍選手枠を減らして日本人選手のプレータイムを確保するなど。
ただし、それぞれのリーグについて上記したメリットデメリットがあることは変わらない。また、昇降格(特に入れ替え戦)との相性は悪い。
オンザコート(試合エントリーも?)はそのままでチーム登録人数だけ拡大しよう派
日頃の練習のレベルを高めつつ、日本人選手のプレータイムを確保することができる。外国籍選手が一人怪我しただけで試合のレベルがガタ落ちすることを防ぐこともできる。
ただし、試合でプレーして自身の評価を高めたいという外国籍選手からは契約を避けられるリスクもある。
以上