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人間のチカラ
誘われて、とある国民的アーティストの30周年コンサートに参加した。
私はそのアーティストの特段のファンでもなかったし、
のめり込むと言うよりもいい意味で“俯瞰的”にそのコンサートを見ていた。
まず、大勢の人が集って何か一つのものに向かって熱中すると言う状況に参加するのが久しぶりでなんだかそれだけでとっても嬉しかった。
オンライン開催もいい面はあるが、
オフラインだと生の「人間の感情」が肌で感じられて、
「あぁ、人間って本来こうやって感情を剥き出して生きていくべきだよな」なんて思った。
尚更それが好きの感情だと、物凄いポジティブなパワーが会場一体に湧き上がっていた。
歌もとてもよかったのだが、一番驚かされたのは「アーティスト自身」だ。
50歳になるという彼は一曲一曲に魂を込めて完璧に歌いあげる上に、
会場をあちこち走り回っているではないか。
私だったら、一曲歌うだけでヘロヘロで翌日は一切動けなくなってしまいそうなのに彼はとびきりの笑顔で公演をこなしていた。
その少年のような姿になんだかとても勇気づけられた。
少しのことでへこたれてバテている自分がばかばかしくなったし、50歳の人がこんなにやれているのに私ができない訳ないじゃないかと自信にもなった。
彼らが30周年で伝えたかったことはもっと他のことだったのかもしれないが、
私にとってものすごく良いきっかけになった。
新しいことに挑戦しようとしている今、正直不安でいっぱいだけど
そんな時はこのコンサートのことを思い出して前だけ向いて歩いてきたい。
彼みたいに自分の気持ちを歌詞にしてうまく表現ができなくてもどかしいが、
これからも思ったこと、感じたことをここに書き綴っていきたい。