CAに向いている人
こんばんは。
世界的困難で航空業界の採用が一気になくなってしまい、ショックを受けている人も多くいると思います。
私も航空業界に憧れて就活したので気持ちは痛いほどわかりますが、数年後いつか状況が落ち着いたあと必ず需要が戻り採用も戻ると思います。
そんな人に向け、今日は現役CAである私が
「どんな人がCAに向いているか」を書こうと思います。
これはよくあるCAになる人の理想像等、航空会社の採用側の視点で見たものではなく、実際にCA職を体験している私が「こんな人はCAに向いている・CAという仕事を楽しんで行える」という航空会社の“内側”の視点で感じたタイプについてです。
向いているタイプだけではなく、どのようにしたら負担なくCAという仕事を負担なく楽しめるかというアドバイスも一緒に書きます。
①色々な人と関わるのが好きな人
フライトは毎晩毎晩クルーのメンバーが変わります。その度に一からその人がどんな人物なのかなんとなく把握して、チームとして働かなくてはいけません。
年齢も性別もさらに国籍も違う人々とチームワークを築いてお互い気持ちよく働く。
この状況で「人見知りだから」という事は通用しません。
こんな時積極的にプライベートのことを話しかけるなど「相手の事を知ろうとしている姿勢」を見せると相手も心を開いてくれ、一気に仕事がしやすくなります。
密閉空間で数時間一緒の時を過ごすのですから、雰囲気がいい方がもちろんいいですよね☺︎
②あまり気にしない人
①でも述べたように、同僚にも様々な人がいますし、お客様の中にも様々な方がいます。
ほとんどは理解ある素晴らしい方ばかりですが、中には天候時の遅延などCAにはどうしようもない事に対して怒りをぶつけられる時もあります。
そんな時は、「気にしない」が鉄則。
言われた事をいちいち真に受けてもいい事がありません。なので、右から左に受け流すというメンタルをもった人が良いと考えます。
必要なことはもちろん受け止めて、それ以外の自分ではどうしようもできないことは仕方ないと受け流すくらいの軽い気持ちで居られる人はやりやすいと思います。
③体力がある人
CAの仕事は予想以上に体力が必要です。
早朝・深夜問わずフライトがありますし、気圧の変化は少なからず体に影響があります。
そして「いつも誰かから見られている」という立場なので、気力も使います。
フライト終わりにホテルに戻るとドッと疲れを感じることも。
こちらに対しては体力をつけるということが良いのですが、それでは身も蓋も無いので他の視点から述べると、「抜ける時に力を抜く、メリハリをつける」ということ。お客様の前ではキリッと、ギャレーと呼ばれるキッチンスペースでは同僚と楽しくコミュニケーションを取ってリラックスする。
④自分の中で楽しみを見つけられる人
フライトは言ってしまえば毎日同じことの繰り返しでルーティーン状態です。
そんな中で少しでもモチベーションを見つけられると良いと思います。
例えば「今日は機内食の選択切れを無くさず配ろう」
「機内免税で〇〇円売り上げをだそう」等。
毎日の仕事の中で目標や楽しむ事を見つけられれば、CAという職業もやりがいを持ってこなせます。
以上、述べてきましたが、同僚には本当に色々な人がいます。①から④まで全く当てはまらないという人もいます(笑)
私ももともと内気な性格なので結構苦労しました。
なので、これを読んで、「CAになりたいけれど、向いてないかも、どうしよう」と思う必要は全くありません。
なりたいと思った気持ちが一番大事です。
CAになってしばらく仕事を行ってみて、試行錯誤して。
その上でやはり向いていないと思ったら転職すればいいだけのお話です。
自分の気持ちに蓋はしないで正直になって行動して下さいね。これは就活だけではなく様々なことにも共通することですが。
それでは今日はこの辺で。
皆様良い夜をお過ごし下さい♪