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【Interview Vol.7①】抹茶 & そうし

こんにちは!〈CANvas〉です。

このインタビューでは、おなじ想いのなかまや、想いをもって活動されている方にお話を聴き、CANvasの輪を広げていきたいと思っています。

今回の話し手は、抹茶とそうし。
聞き手(=★)は、まきとはづきです。


■ふたりのことを教えて!

抹茶:
卒論を書いてる。「認知症の人が社会からどう捉えられているか」みたいなことを調べているよ。

あとは、おじいさん、おばあさんに携帯の使い方を教えて、オンラインイベントをひらけるように応援しようっていうインターンもしてる。
高齢者、介護にはもとから関心があった。うちのおじいちゃんが介護されてたし、認知症の人とかも普通に周りにいたし。

そうし:
俺は、大学院に受かって、卒論をやりつつ暇しつつ。
卒論は「産後ママのメンタルヘルス」。今は産後1年以内の母親向けにやっているオンラインの運動教室を手伝ったり、データ集めたり、それを分析したりしてる。

修論でやりたいのは、「運動は人とした方が楽しくない?」っていう問いを学問的に調べること。運動に限らないけど、人とつながること、ソーシャルキャピタルの大切さを知ってもらえたらな。

■「あるべき姿」を押し付けられてしまうとき

抹茶:
私は、大学院に行きたいんだけど、地元だと、「卒業したら働いて結婚して出産して専業主婦になる」のが理想とされていて。帰省して親戚の集まりに参加する度に悩んでた。

私の地元は結構特殊で、どの家に誰が住んでるか、どの人が何年生で、どこの学校に通ってるかもほぼみんな知ってるのね。
中学受験のときも、いろいろと言われて泣いた。小学校が一緒だった10人のうち、大学に行ったのはわたし1人。集まると、たいてい言われるのね、「女の子なのに、結婚どうすんの」とか。

高校で初めて中心部に出たときに、同じことを考えている人がいるって知って、私だけじゃなかったんだってなって。最近は、なにかいわれても流してる。大学に来てみて、ほんとに特殊なとこ住んでたんだなって思って、気持ちが切り替わった。地方ってそういうところあるから仕方ないよねって。

そうし:
俺は、そういうのはまったくなかった。院進についても、親は全然いいんじゃないって。
周囲にも院進する人が多くて、(肩身が狭いようなことは)ないかな。

ちょっと違う話になるかもしれないけど、「できる人」として振舞わないといけないときが多いのが、いやだなって思う。小中高、部活、ゼミでもそう。
「期待されてる」っていえば聞こえがいいけど、「できるよね」っていうのがプレッシャーのように重くのしかかるときもあって。

上の世代の常識を押し付けられるってきつくない?「結婚して出産するもんだ」みたいな。
その人たちの経験や人生からきているものだから、頭ごなしに否定したくはないけど、上の世代が思ってるのと状況が違うじゃん。だから、そんなに押し付けないでほしいなとは思う。いくらちっちゃいコミュニティであっても。

★今のさ、上からの常識の押し付けって、そっしーが言う期待とかプレッシャーに近いのかな?

そうし:
そうだね、そういう感じかも。「これぐらい(の年齢・学年)だったら、これぐらいのことはできるよね」みたいな押し付けになっちゃっている。その人に対する期待と紙一重だと思うんだけどね。

* * *

part1では、ふたりの興味関心、「あるべき姿」を押し付けられてしまうときの生きづらさ、そんなときにどんなコミュニティがあると想いを共有しやすいのか、お話をききました。

part2では、自分らしくいられる場所についてもう少し詳しくきいていきます!

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