わたしの好きなものたち
メイク・スキンケア・料理。
好きなものなに?って聞かれたらぱっと出てくる事柄たち。
メイクは、着飾ることが好きと言うよりコスメのきらびやかさ、色、
ブランドやツールで質感が全く変わることや、組み合わせが自由なこと、
ちょっとした工夫で全然印象が変わることが好き。
この間も好きなアイシャドウを塗って、なんだか気分が違ったので
アイラインやマスカラは塗らずに出かけた。
自分の中では「マスカラは必須!」みたいな価値観があったけど、
シャドウだけでも十分満足したし、むしろラメが際立っていいじゃん、と
ご機嫌になれた。
スキンケアやヘアケアは、単純に肌や髪がきれいな女性に惹かれるし、
自分に合ったものを探すのも楽しい。
化学が面白かったから、なんで合わないのか、どんな成分に
どんな期待ができるのか、なんてことを知るのも楽しい。
そして、自分に「手を入れている」という感覚も心を満たしてくれるし、
ケアに力を入れる時は時間もゆとりも生み出すから、
リズムを整えるように思える。
女性だと分かりやすいと思うけど、月経周期や月の満ち欠けなんかも
影響を感じたりして、自分の中の「女性性」らしきものを
感じるきっかけにもなると思っている。
料理も楽しい。単純作業の「切る」ことも心が落ち着くし、音が心地よい。
下拵えも淡々と、だけど着実に工程が進んでいくのも、よい。
調理中は五感を使うし、味見だけじゃなくて香りや音、
手に伝わる感覚なんかも感じながら進めていくのも、没頭出来て楽しい。
何品も作るときは、順序も組み立てて頭も使うし、
誰かに食べてもらう時はその人の好みも思い出したりして。
しかも料理も、メイクみたいにちょっとしたことで味が変わる。
切り方や、下拵えの仕方や、炒める時間、煮込んだり焼く方法、温度、
隠し味、調味料を入れるタイミング、、、細かな作業も、楽しめる。
ダイエットに取り組みだして、自分の感覚にも
フォーカスするようになってから、こういう楽しいこと、楽しみ方なんかも
思い出せるようになってきた。
細かな、繊細な感覚を感じることも、
それをもとに少し行動を変えることも、
結果として、傍からでは分からないくらいの些細な変化でも、
自分として満足がいくまでやれることも。
それらが「なんとなくきれい」や「なんとなく美味しい」や、
「なんとなく気分がいい」や「なんとなく満足度が高い」になるし、
その「なんとなく」が何層にも折り重なって、
少し先の自分をどんどん幸せにしてくれる。
じんわりと、広がるように、温かいこの「幸せ」が心地よいし、
こういう波紋を広げられると、すごくいいな、と思う。