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武井壮さんに学ぶ、あらゆる状況に対応する力
以前読んだ武井壮さんの記事が、ここ最近のコロナ騒動におけるヒントにつながるような気がしたので、それについて僕なりの解釈を少し書いてみたいと思います。
こんな時にスペシャリストは弱い
先日ネットでこんな記事を見つけました。
例えば、走高跳をはじめると、人は決まった助走位置からの背面跳びの技術練習をしますが、僕は違います。毎回違うところから助走をはじめて、『高く跳んでバーに触らずに向こう側に降りる』練習をします。やるべきは正しい技術だけではなく、どんな状況でもミスせずバーを超える練習。効率の良い決まったフォームの練習しかしないと、状況が変わると失敗しますから。スペシャリストは意外と脆弱だったりするんです。どんな状況の跳び方でもバーを越えられる自分を鍛えておく事が大切です。
どうでしょう?
なるほど、さすが武井壮さんだなと思いました。
僕なりの解釈としては、「得意技を封じられた仮面ライダーは弱い」といった感じです(笑)
つまりいつもショッカーたちが良い子に待っていてくれるわけではない…って、さすがにもうしつこいですか?
これを今の私たちの現状に当てはめてみても同じようなことがいえるのではないでしょうか?
未だかつて経験したことのない感染症に先の見えない毎日。
不要不急の外出自粛によって日に日に増していく不安やストレス、相次ぐイベントや行事の中止。
テレワークといった新たな働き方など。
当初はいったい誰がこんなことになるなんて想像ができたでしょうか?
残念ながらまだしばらくの間はこの状況が続くことは間違いなさそうです。
常に80%が出せる力を身につけておく
こんな状況の時、武井さんの言う「決まった助走位置からしか飛べない人」は弱いですよね。
ひとつのスキルやひとつの正解しか出せなかった場合、もはやなす術がないのではないでしょうか?
例えば収入源が一つしかなかった場合など。
サラリーマンの方でも職種によってはテレワークができない方もいらっしゃると思いますが、その場合のお給料は今後この状況が長引けばどうなってしまうのでしょうか?
昨日我々飲食店は今は我慢の時だと書きましたが、もしこんな時に本業とは別の収入が得られたならばどうでしょうか?
きっとこれほど慌てることはなかったはずです。
別の方法でも安定的に収入を稼ぐことができれば心の負担はグッと減ると思います。
武井さんの記事を見て、これを機に常に80点が出せる要素、引き出しを身につける必要があると強く感じています。
スペシャリスト→ゼネラリスト
スペシャリストがスキルを高く積み上げていくイメージだとすると、ゼネラリストは横に幅広く展開していくイメージだと思っています。
僕は途中寄り道はしたものの高校を卒業してから今に至るまでおよそ18年この業界に身を置いています。
キャリアだけ見ればそこそこのスペシャリストの部類に入るのではないでしょうか?
ですが、このような状況になると飲食業界のスキルだけでは太刀打ちできないことがわかりました。
今後は趣味や人脈などもフル活用しながら横幅を広げる努力が必要です。
大事なことは武井さんの言うようにバーの向こうへ飛ぶこと。
新記録は出せなくても得意技を封じられた状態でも飛び越せる技術です。
それはいつも同じ助走位置からしか練習してなければ身につけられません。
やはり日頃からの練習あるのみです。
気づく力、やり切る力
少し話は変わりますが、僕はこのnoteの毎日更新にいくつかのマイルールを設けています。
・書き溜めた記事を投稿しない
・必ずその日のうちに(日付をまたがないうちに)書く
・文章の長さにはこだわらない
・ジャンルは自由
などです。
文章の長さやジャンルに関しては毎日書くことに対するハードルを下げるための言い訳です(笑)
しょっちゅう飲みに出てるので文字数や内容までは制限していません。
ただし、必ずその日にテーマを見つけて、その日のうちに完成させることだけは守っています。
そうすることで「何気ない毎日から何かをつかむ」「たとえ駄文でも期日までに書き切る」力をこの毎日更新で身に付けたいのです。
スペシャリストにはなれなくても常に文章で80点が出せる力が身に付けばもしかしたら別の仕事につながるかもしれない。
そして願わくば少しばかりの副収入を…
と、まぁ実際そこまでは欲張りかもしれませんけどね。
ただ現状、時間だけはあるので、前からやりたかった物書きに少し没頭してみたいのです。
料理以外にも何かお客さんの心に響くようなものが欲しいんですよね。
まとめ
武井壮さんから学ぶ今を乗り越える方法(+僕なりに心がけていること)
・いつも決まった位置から助走ができるとは限らない。イレギュラーな状況を想定しておく
・スペシャリストよりもゼネラリスト
いきなりは無理なので常に80点を出せる要素、引き出しを常に模索しておく
・日々の生活の中で何かに気づく力、そしてそれを何かしらの形で完成させる力を身につける
今日はありがたいことに大勢のお客さんに来ていただきました。
予想外の出来事に本当に感謝でいっぱいです。
これまでこうやって料理だけで生活できていたことがどれだけありがたいことだったのか痛感した一日となりました。
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![高橋 優介@越後妻有の料理人タカハシ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/55286155/profile_1c4984ecd97545d825a02ae88c3e05ef.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)