セールスコピーとは何か
この記事では、セールスコピーとは何かを理解してもらうことを目的に、「セールスコピーとは?一般の広告コピーとどう違うのか?」について書く。
こちらは以下の記事の要約になります。詳しくはこちらもご覧ください。
https://miranankai.com/セールスコピーとは/
この記事を読んでほしい人は、、、
ライターになりたい人
アフィリエイター
広告関係の仕事をしているか、興味がある人、
新米ライター
1.セールスコピーとは
サービスや商品の購入など、一定の行動を完了させることを目的とするコピー。
昔からある、カタログやパンフレットに書かれたコピーはダイレクトレスポンスコピーとも言われ、セールスコピーの一種とされる。
インターネットの時代においては、ECサイトや、メーリングリストへの登録、コンテンツのダウンロードなどを促すメールなど、インターネット上のデジタルマーケティングの多くはセールスコピーによっている。
2.一般の広告コピーとセールスコピー、それぞれのメディア
大まかに言って一般の広告の情報量は極端に少なく、あっても小さすぎてよく見ないとわからないほどと言うことが多い。
逆に、セールスコピーがある広告は、グラフィックよりも情報量が多いことが多い。なぜなら行動を起こさせるためには一定の説得力や、詳細な情報が必要だから。
一般の広告コピー
お店のポスター
電車の吊り広告
道路や駅の看板
雑誌、新聞の文字がほとんどない広告
インターネットのバナー広告
セールスコピー
テレビのダイレクト販売
新聞のチラシ広告
雑誌の文字が多めで価格の記載がある広告
販売やキャンペーンのお知らせメール
通販のカタログ
アマゾンや楽天その他インターネットのECサイト
インターネットのランディングページ
3.一般の広告コピー、セールスコピーの共通点と違い
各章まず、共通点について述べた後、相違点について述べる。
目的
広告である限り、最終的にモノやサービスを売ると言う「最終の」目的は全く同じ。
一般的な広告コピー
その広告を見た人に強い印象を与え、その広告を見た後にデパートに行くなどしてその商品を購入してもらうこと。あくまでもインパクトを与えて、覚えてもらうこと。
セールスコピー
コピーによってユニークな印象を与えながら、最終的に実際にお金を払う、登録をするなどの行動へ誘導するのが目的。印象だけで終わってはセールスコピーとして成立しない。
構成
構成については、特筆すべき共通点はない。
一般的な広告コピー
ビジュアルの要素が大きいので、目立つコピーがあってもキャッチコピーだけで、それ以外は極端に小さい文字であることが普通。
行動を決断するまでのプロセスを全部網羅する構成等はない。
セールスコピー
広告を見た人が行動を決断するまでのプロセスを、全部網羅する構成である必要がある。
レビュー、使用目的、使用方法、支払い方法や商品の受け取り、他社との比較など通常人が行動を決断するまでに必要なコピー、情報を出来る限り読んでもらうための心理的なプロセスを、レーアウト、コピー両方で、牽引する構成。
仕事のプロセス
モノやサービスを売りたい人(クライアント)に書く対象の商品やサービスについてよく取材(ヒアリング)し、一緒に広告を作るグラフィックデザイナー、カメラマンなどともコミュニケーションをしてコンセプトを理解したり、自分でも練って言葉にしていくプロセスはどちらにも共通する。
一般の広告コピー
アートディレクターやグラフィックデザイナーがクリエイティブディレクターとして、コンセプトをリードすることが多い。
広告の評価の元となる結果の分析は、広告だけでアクションが完結しないため比較的困難になる。その場合広告の評価は、曖昧な指標に基づかざるを得ない。
セールスコピー
商品開発者やキャンペーンマネージャーとの綿密な連携をとるコピーライターが、クリエイティブディレクターになってアートディレクターやグラフィックデザイナーをリードすることが多い。
一般的にあらかじめ広告の評価の指標となる様々なパラメーターが集計できるように、広告キャンペーンが組まれ日々チェックできるようになっている。結果は明確な数字データに基づいて評価される。
コンセプト、戦略
セールスコピーも一般コピーも、コンセプト、戦略、キャッチコピーに関しては大きな差は無いと考える。
キャッチコピーのインパクトによる威力は、ターゲット選定と戦略さえ間違わなければ、それほど大きいのである。
結果を出す広告に必要不可欠なのは共通して、コンセプトと戦略であり、コピーの「正解」もそこから導かれる。
一般的な広告コピー
インパクトを追求するため、商品と乖離する印象となる広告も多い。
セールスコピー
商品と乖離する第一印象であってもコンセプト作りさえしっかりしていれば、問題ないが、リスクを避けるため結果的にはセールスコピーの方がより商品に近いものになりがち。
コピーライターになるには
非常に広い意味でのコピーライターの仕事は、一般の広告コピーでも、セールスコピーでも、顧客層と売るモノやサービスを理解すること、それを構成し言葉にし、チームと協力することができれば、誰にでもできる。
ただ向き不向きや経験値によって成果が全く変わるので、コピーライターのレベルによっては「誰でもできる」と言うことには、全くならない。
一般的な広告コピー
社会や時代を反映する言葉の選択には、豊富な語彙力や、言葉へのこだわりのほか、社会のトレンドを敏感にキャッチする好奇心が必要だ。
広告制作会社、広告代理店、メディア会社、などに需要がある。
セールスコピー
広告内の構成要素1つ1つへのこだわりが重層的な効果でセールスを伸ばすため、細部への粘り強さが、必要。マーケティング的な分析力、データ把握力があると尚良い。
モノを売っているメーカーの宣伝部、ECサイト運営会社、広告制作会社などに需要がある。
4.まとめ
セールスコピーは顧客が行動を起こすと言うプロセスまでを完結させなければいけない、と言う点が主な相違点。
商品スペックや支払いなど商品やサービスといった販売まわりの情報で、綿密さや正確さの要素がセールスコピーの必要になる。
こちらは以下の記事の簡易版になります。詳しくはこちらもご覧ください。
https://miranankai.com/セールスコピーとは/