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第12回読書会の「この夏読んだ本」
こんばんは!
まだまだ暑いですが、少し秋を感じてきました。この前の満月はまんまるで、仕事帰りに歩いていると、男の子👦とおばあちゃん👩が一緒に空を見上げていました。横を通り過ぎると、
👦「あの人はお月様みないのー?」
👩「……いそがしいのよ~」
と大きな声で言われ、、、
…たしかに見てないなー早く帰ってゲームしたいなーと思ってたなと考えたら、なんか悲しいような恥ずかしいような気分になりました。満月を見上げて綺麗だなって思える心のゆとりがほしいですね。
さて秋の話になってしまいましたが、今日は過ぎ行く夏を思い、お題は「この夏読んだ本」にさせていただきました!
この夏に読んで心に残った本を参加いただいたみなさんにご紹介いただきましたー!ありがとうございます。
毎回当日に読む本を教えてもらうのですが、そのレビューをお聞きするタイミングがないなーと思っていて、お題に入れて季節ごとにお聞きすることにしました。「夏」がテーマではありませんので悪しからず!
1.Y・Yさん 「星降り山荘の殺人」 倉知 淳著 講談社文庫 新装版2017年(1999年)
雪に閉ざされた山荘。そこは当然、交通が遮断され、電気も電話も通じていない世界。集まるのはUFO研究家など一癖も二癖もある人物達。突如、発生する殺人事件。そして、「スターウォッチャー」星園詩郎の華麗なる推理。あくまでもフェアに、真正面から「本格」に挑んだ本作、読者は犯人を指摘する事が出来るか。(honto商品解説)
なんと背表紙でネタバレされたYさん曰く(出版社…?)、ネタバレされても楽しめる素晴らしい作品だそうです!驚きの意外な犯人を推理してみたいです。
2.P・Sさん 「クララとお日様」 カズオ・イシグロ著 早川書房 2021年
人工知能を搭載したロボットのクララは、病弱の少女ジョジーと出会い、やがて2人は友情を育んでいく。愛とは? 知性とは? 家族とは? 生きることの意味を問う感動作。(TRCMARK 商品解説より)
2017年にノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロさんが書いたこの作品。かわいいアンドロイドがでてくるそうで、日本のアニメ・漫画・ゲームなどにフィーリングが近く印象に残ったとのことでした。「わたしを離さないで」も衝撃でしたが、このお話も読んでみたいと思いました。
3.D・Sさん 「竜とそばかすの姫」 細田 守著 角川文庫 2021年
高知の田舎町で父と暮らす17歳の高校生・すずは、幼い頃に母を事故で亡くし、現実世界では心を閉ざしていた。ある日、親友に誘われたことをきっかけに“もうひとつの現実”と呼ばれるインターネット上の超巨大仮想空間〈U〉に「ベル」というアバターで参加することに。ずっと秘めてきた比類なき歌声で瞬く間に世界中から注目される歌姫となったすず(ベル)は、〈U〉の中で「竜」と呼ばれ恐れられている謎の存在に出逢う。凶暴ながらもどこか孤独な竜との出逢いをきっかけに、すずは自分の中にある迷いや弱さと向き合っていく――。歌が導く奇跡の出会いと成長の物語!
(honto商品解説より)
おー映画を見てみたい!と思ってましたー!
まさにもうひとつの現実であるFF14の「エオルゼア」の世界に生きている自分には刺さりまくりです(読書会まで開いちゃってるんだからドップリ)。あらすじを知りませんでしたが、歌姫って…ウン。いいですよね…(癖)。
気になる一冊です。↓劇中歌めっちゃイイ。
4.F・Bさん 「血の葬送曲」 ベン クリード著 KADOKAWA 2021年
1951年10月、スターリンの恐怖政治下にあるレニングラードで、猟奇的な殺人事件が発生する。捜査に当たるロッセル警部補は、犠牲者たちのありえない共通点に気づき、震撼する−。本格的歴史警察ミステリー。(TRC MARC解説より)
スターリン体制下のレニングラード。人民警察の警部補ロッセルは、捜査を進めるうちに、連続殺人犯の正体を突き止められるのは自分しかいないと気づく。元ヴァイオリニストの自分しか。(honto商品解説より)
今回は二つの解説を記入させていただきました!二つ目の解説がすごくきになりませんか?クリス・リカビーとバーニートンプソンの二人の作家によるペンネームだそうです。ミステリーやサスペンスをずっと読んでいないので要チェックします。次巻も発売予定だそうです。
5.C-San 「銀河鉄道の夜」 宮沢 賢治著 新潮社 2021年
貧しく孤独な少年ジョバンニが、親友カムパネルラと銀河鉄道に乗って美しく哀しい夜空の旅をする表題作や、「よだかの星」「オツベルと象」など、全14編を収録。賢治童話の豊饒な醍醐味をあますところなく披露する。(TRC MARCの商品解説より)
自分からはこの一冊。ストーリーは知っていましたが、じっくりと書籍を読むのは初めてでした。ジョバンニやカムパネルラ、銀河ステーションやプリシオン海岸、乗客が降りたあとのガランとした汽車の中など、目の前に情景がありありと浮かんできて、表現が美しく、夏にぴったりな素晴らしい作品だなぁと改めて思いました。
今回の読書会について
皆さんが気になる本はありましたでしょうか。今回もご紹介いただきありがとうございました!
本は毎日の様に出版されていますが、その中から一冊を手に取るのは奇跡に近いなと思います。埋もれてしまっている名作があるかもしれないし、自分にとって最高の一冊に出会えていないかもしれない。そう思うと、本を紹介してもらって知れるのは本当にありがたいです。
今日は初参加の方が3人も来てくださいました。お一人はこれをきっかけに読書をする時間を作りたいと言われていて、まさに自分が読書会のフェローシップを作った動機と一緒で、このフェローシップ「週末は読書しよう」を6月に作ってから3か月、「週末この1時間だけでも読書するぞー!」と思っていた読書が週末だけじゃなくなったり、読書会用に書籍の用意しようと本屋さんや図書館で本を探したりと、意識や行動がかなり変わってきました。
参加される方にとってもそんなきっかけの場になればいいなと思いました。
また読書会開催したいと思います!どうぞご参加ください。
お疲れさまでしたー!
※フェローシップ「週末は読書しよう」について
オンラインゲーム、FINAL FANTASY XIV(FF14)の中でフェローシップというコミュニティツールを使用して集まり読書会を行っています。
ManaデーターセンターのShinryuサーバーでほぼ毎週土曜日22時から読書会を開催しています。
なんとFF14はフリートライアルという無料体験版で「蒼天のイシュガルド」まであそべます!すごい!相当遊べますよこれは!読書会も参加できます!https://www.finalfantasyxiv.com/freetrial/
興味が出たらエオルゼアで冒険して、読書会にも参加してくださいね!