第7回読書会の「一気読みした本」
感染拡大がすごいですね。
職場ではまん延防止等重点措置で時短になり、少し前なら信じられない様な世界です。来週は2連休が2回あるんですが、おとなしく家に籠ってゲームと、本を一気に読みたいと思います。
ということで、本日の読書会では、「一気読みした本」のご紹介をしていただきました!(第6回はお題なしでまったり本を読みました)
驚く程集中して読んでしまう本ってありますよね。何冊か皆さんにも経験があるのではないでしょうか。自分も数冊あったので、その中でも最も一気読みしたー!と思った本を選書しました。
本日紹介していただいた本はこちらです。
1.B・Dさん 「人間失格」 太宰治著 文藝社 2021年
なぜ人生はこんなにも生きづらいのか
夏目漱石の「こころ」と累計発行部数1位を争う自伝的小説。太宰治は連載完了と同時に自殺。伝説的な小説がイラストと共にライトノベル感覚で読める。
ネグレクト、幼児虐待、アルコール依存、薬物依存、自殺未遂、現代に通じる社会問題が描かれ、現代の生きづらさに通じる。
(版元ドットコム紹介より)
こちらは太宰治の代表作の1つ。この話を脱稿後に自殺されたそうです。玉川上水を親と通るたびその話をしたのを覚えています。
2.S・Aさん 「コンビニ人間」 村田沙耶香著 文春文庫 2018年
【芥川賞(155(2016上半期))】
36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。これまで彼氏なし。ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は恥ずかしいと突きつけられるが…
(TRC MARC商品解説より)
芥川賞の中で一気読みして驚いた。面白いです。と絶賛されていた一冊です。参加メンバーから、「純文学も時代によって変わっていくかもしれませんね」というお話しもありました。
これを聞いて、例えば「了解しました」が、「了解」→「りょ」→「り」などどんどん省略されても若者の間では伝わるようになる。流行りとかコミュニティにもよるとは思いますが、文章とか言葉とか、人に伝えるものはほんと生き物で、変化していくものだなって思いました。自分の思いを伝えるのも、言葉や文字だけでは足りないこともありますしね。
3.K・Mさん 「屍鬼」 小野不由美著 新潮文庫 2002年
人口わずか千三百、三方を尾根に囲まれ、未だ古い因習と同衾する外場村。猛暑に襲われた夏、悲劇は唐突に幕を開けた。山深い集落で発見された三体の腐乱死体。周りには無数の肉片が、まるで獣が蹂躙したかのように散乱していた――。闇夜をついて越して来た謎の家族は、連続する不審死とどう関わっているのか。殺人か、未知の疫病か、それとも……。超弩級の恐怖が夜の帳を侵食し始めた(Amazon商品紹介より)
これは面白そう…!十二国記を描いた小野不由美さんの作品、シリーズ5冊です。漫画家・アニメにもなっているみたいです。十二国記大好きだし、それこそ一気読みしたので読んでみたいと思います。
4.C-San 「告白」 湊かなえ著 双葉社 2008年
【小説推理新人賞(第29回)】【本屋大賞(2009年)】
「愛美は事故で死んだのではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」 わが子を亡くした女性教師が、終業式のHRで犯人である2人の少年を自ら裁いた−。様々な立場の人物が語る言葉が、事件の真相を解き明かす。(TRC MARC商品解説より)
自分は湊かなえさんの「告白」を一気読みしました。
続きが気になって次々にページをめくってしまい、あっという間に一冊が終わり、驚いたことを覚えています。
十二国記も一気読みしてしまったんですが、その時の集中力と激しい熱中は自分でも信じられません。
今回はまた熱中したい!と熱望し、みなさんにご紹介してもらいました。ぜひ他の本も教えてくださいね!!