出張スナック【スタンドスナック水2】を挑戦してみて

こんにちは、スナック水中広報の長峰です。

現在、絶賛開催中の出張スナック【スタンドスナック水2】（以下、水2）について新しい発見や課題もあり、近況をお伝えできればと思います！

出張スナック（スタンドスナック水2）とは

ざっくりお伝えすると、スナックの変化系業態。
チャージなし・一杯からお楽しみいただける立ち飲みスタイルのスナックです。席数は10席ほどで、スタンドという名前ですがお座りいただくことも可能です。

メニューは、クラフトビールやジン、ラムなど私たちが大好きなお酒をグラスでお出しします。（一杯900円〜）

出店場所は、
〒186-0003 東京都国立市富士見台1-7-1
場所：富士見台トンネル
南武線谷保駅徒歩5分
https://www.instagram.com/fujimidaitunnel/

下記の7月の3日間と、8月は下記でオープンしています。
日時：7/21（日）25（木）30（火）
8/3（土）10（土）18（日）23（金）
18:00~22:00

なぜ出張スナックをはじめたのか？

これまでスナック水中ができたこと・見えてきた難しさ

スナック水中が挑戦しているのは、スナックにあるような渾然一体、トゥギャザーする喜びを届けること。街ではすれ違ってしまうような人と、ここでは楽しく同じ時を過ごす喜び。

パーソナルスペースが確保される時代にも、これまでスナックに馴染みのないお客様にも一緒に楽しんでいただきたい！というのが思いです。
2年営業してきて、前のスナックよりもお客様は1.6倍に、女性のお客様も2~3割と徐々に増えてきています。

その一方で、依然スナックの入りにくさという点はなかなか払拭されずにおりました。

店舗の重たい扉、ママやスタッフとの距離、チャージ、カラオケ、常連さんの賑わい…、どれもスナックの魅力ではありますが、スナックに馴染みがない人にとっては、壁になっているのも事実です。

そこで、今回はもっと気軽に楽しんでいただける場として挑戦してみたいと思いました。

まずは、チャージ（¥1,000）とカラオケを撤廃しました。

チャージは特に若者や女性にとっては、ひとつの大きなハードルになっていると思います。

また、スナックはカラオケがあることによって、みんなで楽しくワイワイ楽しむ雰囲気になるのですが、最近のネオスナックのようにカラオケがない営業もありなのではないかと。

スナック水中が、カラオケのない営業をしたときにお客様がどのような反応をするのか、見てみたいと思ったのがひとつです。

ファミリー世代も入りやすい店舗にしたい

2023年末に、ちりママが出産したこともあり、スナック水中ではファミリー世代についても考えるようになりました。

ファミリー世代にとって、スナックはなかなか入りにくい店舗。子連れで店に入り、ママとお話しながらお酒を飲むというのはハードル高めです。

改めて、スナック水中が目指したいのは、「渾然一体、トゥギャザーする喜びを届けること」。こう考えた時に、スナックという業態の固定観念を外すこと必要だなと感じました。

ちりママが角打ちバー（酒屋で購入したお酒を店内でそのまま飲むこと）に家族で訪れた時に、街の人やスタッフとの関わりを通じて、「これもひとつの水中が目指す形」なのではないかと思ったそうです。

そこで、これまでの古き良きスナックの常識を取っ払って、ファミリーでも入れるようなライトな店舗を私たちが運営するとどうなるのか、実験してみることにしました。

4日間で約80名のご来店！

ここからは、ちりママへのインタビュー形式でお届けいたします。

ーまず、今の感想を教えてください。

ちりママ：やってよかったなと思っています。

スナック水中の実験の場として、使わせていただける店舗が近くにあったこともラッキーでした。

もともとは「お店の雰囲気とカラオケがないとスナックはできない」と思い込んでいました。

しかし、水中のスタッフとおすすめドリンクだけでも十分コンテンツになり、お客様が楽しんでくださったので、固定観念をひとつ壊せた事例になりました。

ー4日間開催して、どのくらいの方が来店してくれましたか？

約80名の方にご来店いただきました。遊びに来ていただいた皆さま、ありがとうございます！

ーファミリー世代の方もいらっしゃいましたか？

はい、ベビーカーで来てくださった方もいらっしゃいました。

以前、スナック水中に来てくださったお客様で、「奥さんも連れてきたいけど、子供が小さいから難しい」と話してくださった方が、水2に遊びにきてくれました。

ーそれは狙い通りでしたね。全体的にお客様の反応はいかがでしたか？

いつもスナック水中に来てくださる常連さんも多く来てくださり、飲み方や場所、雰囲気が変わると、いつもとはまた違う話ができるのは発見でした。

これまで「スナックは行きづらいな」と思っていた方が水2に遊びに来てくださって、「今度水中の方にも行きますね」と、実際にスナック水中にも来てくださる方もいらっしゃいました。

また、椅子を置いていないスタンド形式なので、お客様同士が場所を入れ替わったり、常連さんが新しいお客様を巻き込んで話をしてくださる場面もあり、スタンドスナックならでは光景でした。

そこで新規のお客様と常連さんが仲良くなって、そのまま水中にはしごしてきてくださることもありました。

ーそれは面白い流れですね。今回、常連さんが水2に来てくださったのはどんな背景があったのでしょうか？

常連さんもこういったライトな飲み方があったらいいと思ってくださっていたり、生活動線上で買い物の途中で寄ってくださったり、スナック水中が新しい取り組みをしているので覗きに来てくださったり、とさまざまでした。

ー今回新規客が2割ほどということですか、オープン前はこの流れを予想できていましたか？

いえ、予想できていませんでした。

予想としては新規の方の割合が多く、正直なことを言うとどこまで集客できるかなと不安もあったのですが、蓋を開けてみると常連さんがいてくださったので、すごく場が盛り上がりました。

オープンの18時からは割とスロースタートで、水中と同じく20〜21時ごろがピークでした。

ースナック水中との違いを感じるポイントはありましたか？

水2では、お客様との話に集中できるところですね。

水中ではカラオケやボックス席があり、いろいろな場所でお客様が盛り上がっているので、いろいろなところに意識を向ける必要があります。他にも、ボトルのお客様のグラスが空になっている時には、注ぎに行ったりもします。

一方水2では、カウンター席のみかつカラオケ、ボトルがないので、目の前のお客様に集中することができます。

初めていらしゃったお客様にしっかりサービスできるところが良かったポイントですね。

「スナック水中、気になっていたけどなかなか行けなかった」という方にもたくさんお会いしたので、私たちがアウェーの場所で挑戦したことは、お客様にとっても一歩踏み出しやすいポイントだったのではないかと思います。

ー出店してみて、スナックの変化系業態（チャージ・カラオケなし、ふらっと入れるなどスナックの課題をとっぱらった）の手応えはありましたか？

はい、ありました。
今後もこういった形で出張スナックを営業していきたいと思っています。

メディア等で私たちのことを知ってくださってはいるけど、なんかまだちょっと遠い存在だと思っている方々のところに私たちが出向いて、スナックという場に足を踏み入れて欲しいと思っています。

ー水2を運営してみて課題はありましたか？

もっと新規の方にアプローチできればと思っています。
これからは、水中を知らない方にもリーチできるようになりたいと思っています。

ー最後に今後の展望について教えてください。

出張スナックについては、水中からほど近い国立や立川で積極的に続けられればと思っています。実際に交渉中の店舗もあります。

機会があれば都心の方でもできれば面白いですね。

今は、水中の運営力やサービス力をあげるタイミングだと思っているので、2店舗目、3店舗目の展開については来年あたりに次の目処が立つようにできればと考えています！

◾️【スタンドスナック水2】の詳細

・アクセス
〒186-0003 東京都国立市富士見台1-7-1
場所：富士見台トンネル
南武線谷保駅徒歩5分
https://www.instagram.com/fujimidaitunnel/

・8月の営業日
8/18（日）23（金）
18:00~22:00

ぜひお気軽に遊びにいらしてください！