フルマラソンまでの道のりー館山若潮マラソン
東京マラソンに外れ青梅マラソンに申し込むのも遅れて、ネットで評判の良い館山若潮マラソン(2024年1月28日、制限時間6時間)に参加することに。
千葉県房総半島の先にある館山は暖かいイメージだったが、1月末だと朝は3-5度、日中晴れても10度以下。さらに海の方から風が来ることを考えると体感はかなり冷えそう。ネットを見ても「意外と寒い」というコメントが目立つので、当日の服装は、天気予報を見ながら相当注意を払った。冬のランは寒いと体が全く動かなくなり、失走してしまうからだ。昨年、新宿ハーフで、寒くて唇が紫色になり、途中で走れなくなったことがあるので、散々悩み、この格好にした。
・上半身は、厚手のインナー&長袖シャツさらに薄手のパーカー+グローブ+耳が隠れるフェースマスク
・下は薄手のランニングタイツの上にレギンス、厚手のランニングソックス(5本指ソックスを履いたが、寒くてスタート前に変更)
・ダイソーでポンチョを準備し、ポケットに。
着込みすぎに見えるかもしれないが、正解。当日の朝は3度。日中は9度まで上がったものの、海岸線を走っている時間が長く、耳が取れそうに寒く、最後の15キロは、何度も顔をさすった。
当日は新宿から6時10分の臨時バスで会場入り。約2時間で到着するが、現地で暖を取るような場所はないので、早く着きすぎるのも考えもの。スタートは遅めの10時。最初の7-8キロぐらいは団子であるが、そこからは徐々にバラバラになる。トイレの数は十分にあるが、コースから外れるところも多く、検問を考えるとトイレはどこで済ませるかが重要。
小さなアップダウンを繰り返し、10キロを過ぎてくると海岸線が目に入り美しい景色が広がる。
ペースランナーの方がコースを熟知しており、励ましてくれるのでペースランナーについていくっていうのは今後心がけたい。今回、3時間半のペースランナーは80歳を超えていたということで、本当に頭が下がる。あいにく私のペースではその方とお会いすることはできなかった。
エイドは、大体6キロ毎にあるが、コロナを機にエイドの食べ物は減っているらしい。ミルク煎餅、タコせんべい、菜の花っ子という地元のお菓子が出たが、4時間以降のエネルギーには全く足りない。
25キロ過ぎからは、山道、人もまばらになり、寂しく苦しくなる。
急な坂が32キロを過ぎたあたりにあるがもう歩くのが精一杯。このままでは検問に引っかかると言われた。
38キロを超えると、最後の検問も終わり後は走るだけ。海岸線に向かい平地になるが、坂で既に足を使っているので相当厳しい。体がどんどん冷えてくる。もう給水のアクエリアスは体が受け付けない。ありがたいことに麦茶が出てきた。胃にしみる。
5時間を超えると35キロ以降はほぼ同じ人たちで走ったり、歩いたりのつばぜり合い。やっとスタート地点に戻ってきた。ゴールまで200メートルもないのにゴール前に砂利があり、さらに足を持っていかれる。これは大会関係者の意地悪だろうか。。。後ろから100名以内だったと思うがなんとかゴール。足切りとの勝負だった。
名物の中村屋のクリームパンとメダル、タオルを地元の学生さんにかけてもらう。寒いかなか、こんなに待たせてすいません。
今回の学び 足指の大切さと見えない疲労
マラソンの10日程前に椅子の足に右足指をぶつけ打撲をしてしまった。日常生活には支障はないのだが、日々のランで5キロ程度走ると足の甲からふくらはぎにかけて痛みが走る、しまいには走ろうとすると踵からふくらはぎ、足の甲にツーンと痛みがきて、踏み出すことすらできなくて、大きな不安に襲われた。整体先生の元でレース前のコンディショニング。なんとか当日を迎え走りきったが、足指は地面の着地の衝撃を分散させてくれているようだ。
前回のフルマラソンから1ヵ月半だが、フルの疲れというのは簡単に取れていない。後半の足が動かなかった。レース直後は足裏に軽い火傷をしたような感覚があり、翌日は、膝から大腿四頭筋についてのあたりが痛い。ふくらはぎ、お尻も痛い。脇腹が痛い。なぜか肩こりまで。。まだ体や足を上手に使えていないし、内転筋や股関節のトレーニングが足りないみたい。当面は、足の奥の見えない疲れをとってトレーニングメニューを組み立て直し、6月ごろフルに再挑戦したい。