年々分からなくなる好きの気持ち
このタイトルを見て、確かにと思う人もそんなことないって思う人もそもそも好きって何?みたいな話からしたくなる人も、いると思う。
私は正直分からなくなっている。
何を信じて、何を予測して、どう進めばいいのか。
心のときめきに従えば、昨年はきっと彼のことが好きだったんだと思う。
彼は私にないものをたくさん持っていた。
違う人間なんだから当たり前だけど
憧れに近いものだって言い聞かせてた。
でも彼は壁は作ってこなかったように感じる。
彼の未完成が、憂いが美しいと思った。
魅せられてしまった。
なんならそれにあやかりたいとさえ思ってた気がする。なんて浅はかなんだろう。
そのくせ中途半端に踏み出して
私はくるッと翻してきてしまった。
それでも今日みたいな彼とのつながりがもうほとんどなく、過去の彩りに思いを馳せる日が来ることはわかっていた。手に触れた瞬間でさえも。
最近はずっとそうなのだ、終わりを常に見ている。
好きだった人たちの、彼らの、彼の、彼という人間のどこが好きだったんだろう。
何がそんなに私を惹きつけたのだろう。
今じゃ何も分からない。
私が想いを馳せる彼らはもういないのだから。
彼らが気になってくれた、好きでいてくれた私ももういないのだろうか。
次の好きな人にあったら
また簡単に思い出せるのだろうか。
こんな怖がりでもいつかまた人を愛せる日がくるのだろうか。
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