[4] B6角ダッチ✕アルスト40mL
ついに満足のできる自動炊飯が、鹿番長のB6角ダッチとエバニューのチタンアルストの組み合わせで完成した!
今回は玄米0.5合で炊いた。水は標準的な分量である。
中にセットしたデミタスには、細かく刻んだ野菜のみとし、水分は入れない。
蓋の上ではエリンギを炒めておく。
40mLの燃料用アルコールを入れて、本燃焼が始まったら五徳は使わずにダイレクトに置く。
吹きこぼれは、2, 3の筋が流れる程度。流れている途中で蒸発してしまっている。
火が消えたらエリンギを片側に寄せて、塩コショウで味付けした。予熱で卵焼きかスクランブルエッグでも作れば良かったと反省。
そして火が消えて10分ほどしたら完成である。
実に美味しそうに仕上がっている。
なお、今回は無水調理した野菜にカレーパウダーをまぶして味付けした。
これに、別途、具沢山の味噌汁を付けてお昼とした。大満足である。ごはんからして、下手な外食よりも美味しい。
ちなみにデミタスは、とてもコンパクトである。
これだけあれば、お湯を沸かすことができる。
100円ローソンのお菓子売り場で売っている小さなラーメンが作れるサイズである。
ところで、このB6角ダッチなのだが…蓋の上で作ったものをごはんの上に盛り付けたら、普通に「お弁当箱」にならないか?
もちろん蓋が外れないようにしておいたほうが良いだろうけど…ということで、試しに手ぬぐいで包んでみた。
きちんと取手を持って持ち運ぶこともできる。
これなら忙しい朝でも、手軽にお弁当を作ることができそうだ。なんてったって洗い物がナイフと箸くらいしか出ない。
出掛けた先で火をおこすのも悪くない。でも、こんな具合に予め調理したものを持ってお出掛けするのも悪くないだろう…B6角ダッチ、なかなか使える子だな。
今後の課題
同じメニューを太陽熱を熱源として作ることは可能だろうか?
あるいは、使用する燃料用アルコールを15mLくらいに減らして、沸騰したら自作の保温装置に入れて炊飯を完成させることは可能だろうか?
いくらバイオエタノールだとはいえ、燃焼によって二酸化炭素が発生する。バイオエタノールはまだマシではあるが、液化天然ガスや石油系の燃料などは戦争や紛争の原因にもなっている。電気は電気で金属をめぐる問題がある。
できれば太陽熱で同じメニューを作りたい。これは今後の大いなる課題である。