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朗読ノオト
2020年7月11日 22:32
読んだ太宰治作品を年代順に、感想を添えてまとめます。リンクは私の朗読に飛びます。太宰治(1909〜1948)大正14年【1925】3月『最後の太閤』太閤秀吉の臨終間際を描く。太宰治15歳!見事な人生ダイジェストな短編。10月『角力』兄と角力をとって勝った誠二だが、強い兄が欲しくなって次はわざと負ける。見ていた友から侮辱されるが、一番仲の良い友は、わざとと分かっていた。理由を
2018年11月12日 03:46
中島敦(1909年~1942年)読んだ中島敦の作品を年表として並べていくメモ。リンクは私の朗読に飛びます。昭和11年【1936】11月『狼疾記』タイトルの狼疾は、心が乱れて反省できないこと。小さな損失を恐れてかえって大きな損失をしていることに気づかない状態。現代版『山月記』のような味わいがある、自分を客観的に見て攻めぬく痛々しさがある。一:「存在の不確かさ」に苛まれる三造。太陽
2018年10月25日 00:51
芥川龍之介 (1892(M25)~1927(S2)年) 読んだ芥川作品を年代順に紹介。リンクは私の朗読に飛びます。明治45年/大正元年【1912】1月『大川の水』大川への愛情を語り続ける。大正3年【1914】4月『「ケルトの薄明」より』翻訳 0401ケルト神話的なイェイツの作品をやや文語で翻訳しているやつ。5月『老年』一中節の集まり。昔浮き名を轟かせた房さんも、今で