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#6 皮膚障害を考えると、便利調理器具の紹介に行きつく件_編集後記

おはこんばんちわなら!
編集担当のメガネです!
音声編集にも少し慣れてきて、編集速度も上がってきました!
毎週火曜日のPodcast投稿を目指しています。良ければ、楽しく聴いていただけると嬉しいです!
ラジオ本編はこちらから~

Noteでは、編集後記を書いていきます。
よろしくお願いいたします!


抗がん剤による皮膚障害

皮膚障害を起こしやすい、代表的な薬剤について、ラジオでもお話しています。
セツキシマブ、パニツムマブ、5-FU系、タキサン系…意外と多くあります。

皮膚障害の予防~抗EGFR抗体~

パニツムマブは、皮膚障害の予防について国内でも臨床試験が行われています。J-STEPP試験です。

薬剤師の先生が、がん関連の資格を取得する際に提出する症例でもよくエビデンスとして使われるのではないでしょうか。


薬剤師の先生に知っておいてほしいJ-STEPP試験の注意点!

J-STEPP試験は、大腸がんにおけるパニツムマブ療法を施行した患者に対する、皮膚障害予防の重要性を示した試験になります。
しかし、J-STEPP試験には何点か、注意点があります。
ぜひ薬剤師の先生も抑えてほしいポイントです。

  1. 対照療法群と予防療法群の違いを見てみよう!
    対症療法群は、パニツムマブ療法開始時から保湿剤を塗布し、皮膚障害が起こってからステロイド外用・ミノサイクリン内服を開始する群となっています。
    一方の予防療法群は、パニツムマブ療法開始時から保湿剤、外用ステロイド、日焼け止め(SPF:30、PFA:4-8)を外出時に使用、ミノサイクリンを内服、となっています。
    予防療法群では、予防的に様々なことをしていることが、対症療法群との違いです。
    薬剤師の先生が書かれた症例を見ると、予防的にミノサイクリンの処方提案を行った、とされていることが散見されます。
    ミノサイクリンの予防投与は、予防療法の一つに過ぎません。
    保湿、日焼け止めの使用、外用ステロイドを事前に持っておくことも同様に大切になります。

  2. 主要評価項目は6週間以内のGrade 2以上の皮膚障害の累積発生率となっています。
    予防療法群のほうが、対症療法群と比較して、有意に皮膚障害発生率が低かったわけですが。
    12週間まで見ると、予防療法群でも半数近くの患者さんが、Grade 2以上の皮膚障害を発症しています。
    つまり、しっかり予防をしていても安心はできず、継続的に皮膚の状況を確認する必要があります。

    2024年度の診療報酬改定で、病院薬剤師の外来がん薬物療法における『診察前面談』の算定が可能になるようですので、是非、皮膚障害についても、薬剤師の力を発揮できればと思います。

皮膚障害対策、参考になる書籍

  • ベクティビックス副作用アーカイブ 皮膚障害、めちゃ便利なので、是非お手元に!!
    最新版が2023/10更新となっており、メーカーや監修されている先生の熱意を感じます。

  • 制吐剤のようなガイドラインは未だないと思いますが、
    日本がんサポーティブケア学会が、がん薬物療法に伴う皮膚障害アトラス&マネジメントを発刊されていますので、こちらも参考になると思います。

日本がんサポーティブケア学会 編集

皮膚障害対策は生活に密着している!
患者・家族さんの希望をしっかりきこう!

どんなお仕事なのか、どんな趣味をお持ちなのか、日々どんなことをしているのか。
皮膚障害対策は、日常生活と非常に密着しています。
医療職は総合力!薬剤師だからといって、薬の勉強だけでは物足りません!

ラジオでは、メガネがかき集めてきた(?)便利調理器具をご紹介しました。
是非普段からアンテナを張って、役に立ちそうな便利なグッズなど探してみると、日常が楽しくなる、かもしれません!

それはそうとて、便利調理器具はホンマに便利なので、是非購入の検討を!

ぶんぶんチョッパー、スティックブレンダー、ホットクック、砥石!
どれもすべてメガネ+メガネ嫁がお勧めできるものです!!
是非、購入検討してみてね。

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