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コロナ後患者数は減っているのか?

「コロナが終焉しても患者数が戻らない」ちらほらと耳にする言葉です。
しかし、統計的には令和5年の調査結果でコロナ前にほぼ回復していることが分かりました。
9月11日の中医協で報告された令和5年度の医療費の動向では、新規入院患者数はコロナ前(令和元年)を超え、診療所の内科外来患者数も99.5ポイントとほぼ回復したようです。
入院については在院日数が短縮しているので、稼働率の回復にまでは至ってませんが、その稼働率ですら前年に比べると急回復してます。
現状(令和6年9月)では、さらに回復している可能性が高く、「患者数が戻らない」要因は外部環境ではなく、内部環境の可能性が高いかもしれません。
低稼働に慣れた職員の惰性で患者さんを断ってないでしょうか?
世間的には患者数が回復してるのに、自院にだけ戻ってきてないのか、耳触りの良い言葉に紛らわされず、稼働低下の真因を見出したいところです。
 
参考
https://www.mhlw.go.jp/content/10808000/001302582.pdf
 

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