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成功の要因は無限だけど、失敗の原因は限定される

学会発表とか勉強会、記事で出てくる事例の多くは「成功事例」。
もちろん、それも参考になるけど、成功の裏には失敗もたくさんあるはずで、
それを共有してもらうことで、同じような失敗をするのを避けることができるかもしれない。
そんなこんなで、隔月で実施している勉強会「藤井塾」で失敗談の共有をしてみた。

発表された失敗事例
・施設基準が変更になっていることに気づかなかった
・過剰な設備投資で人員不足でフル稼働できていない
・見栄を張った設計計画でコストが見合わなかった
・提出書類の確認ミスで届出を落とした
・チームマネジメントの失敗でチーム崩壊
・システム導入したけど使われてない ・・3件
・人心掌握できずに反旗を翻された
・降格命令がうまく伝えられず本人のモチベーションを下げてしまう
・チームメンバーの性質を理解せずに変化を起こして失敗
・導入件数が低いシステムを入れて失敗
・安い医療機器を導入して使えない
・新規医師や大学医局の希望で医療機器導入したが使用頻度が低い・・2件
・トップ層の評価不足でチームが解散
・ハラスメント対策が機能していない
・幹部や一部の医師の発案で入れた医療機器が過剰投資になった
・新築移転前に無計画な投資をした

と、こんな感じでした。
ディスカッションしていて、感じたことが、「それよくある」「うちも同じケースがある」という言葉でした。

例えば、医療機器の導入で、大学医局の意向をくんでとか、新しい医師が着任するからその意向で、とかで大型投資をしたけど、実際には地域ニーズに合っていないとか、ひどい場合はその医師が1年で辞めちゃうとか。
結構、経験している病院多いのではないでしょうか。

もう一つ事例で多かったのが、システム導入について。
とても良さそう!と導入が決まったけど、実際には現場では使われてなくて、数百万単位のシステムがお蔵入り。
導入時のプレゼン上でうまくいっても、リアルな現場で使うかどうかは別。
実機で、本当に使えるのが、現場で関わる人も交えて検証をしっかりとしないと、宝の持ち腐れとなってしまう。

どうでしょうか?結構「あるある」なんじゃないかなと。
ってことは、ちゃんと組織としてチェックしたりできれな、同じ失敗をしないで済むかも?
失敗事例の深掘りは面白いなと思いました!

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