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冬はニッキの甘さで


冬になると恋しくなるスパイス、ニッキ!

桂皮。シナモン。ニッケイ。色々呼び方ありますね。

私は寒くなるとなぜか無性にシナモンティーが飲みたくなります。肉桂茶。

以前はスティックのものを細かくして煮出して茶漉しで漉して飲んだり豆乳を足してミルクティーにしたりしていましたが最近は、もう、極めてシンプルに簡単になりました。

シナモンスティックを一本 魔法瓶に放りこんで熱湯を注ぐ。以上!

それを放置しながらだんだん濃くなっていく味を楽しんでいます。

私は1日1.5ℓぐらいのお白湯を毎日飲むのですが、毎朝起きてすぐサーモスの魔法瓶に熱湯を注ぐ際、冬になるとそこにシナモンスティックが加わりシナモンティーって感じです。

シナモン。好きでよく使うのにあまり詳しく知らなかったのですが、シナモンには停滞しているものを動かし、発散させる作用があるそうで、血液の循環、巡りをよくしたり、抗酸化作用や殺菌作用もある!

この時期の肌のトラブルや、風邪、ウイルス対策にもとっても良さそうです。

寒くなると恋しくなるのには、ワケがあったのね!

ニッキ大好き〜!と言っていたら「副作用があるから気をつけて!」という方がいらしたので調べてみました。

シナモンには、セイロンニッケイ (Cinnamomum verum)、シナニッケイ (Cinnamomum cassia)、ニッケイ (Cinnamomum sieboldii)など種類があって、カシアと呼ばれるシナニッケイに多く含まれるクマリンという香気成分は、長期的に摂取すると副作用が心配されるそうですが、1日あたり小さじ一杯というのが目安みたい。

カシアとシナモン、見分け方は、断面、そして分厚さ。

薄くて断面が詰まってるのがセイロンシナモン。

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カシアは分厚くて、皮!って感じ。

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健康被害を引き起こさないとされるシナモンの種類別の容量は、
・セイロン・シナモン 364.58g
・カシア 1.53g
・ベトナム産カシア 0.92g

となっていて、シナモンパウダーの小さじ1杯が2g弱、スパイスの小瓶一振りが0.1g程度。健康のために長期的に摂りたいなどの場合は、スリランカ産、セイロンシナモンを選ぶといいかもです。パウダーを小さじ一杯ってかなりの量だからたくさん摂りたい時だけ産地に気をつければ良いですね。

シナモンティー、私はお白湯がわりにガブガブ飲んでいますが、気分転換に香りと甘みを楽しみたいかたは、色々ブレンドされたこのお茶も美味しくてすごくおすすめ!


この「スリーシナモン有機ハーブティ」には、ベトナム産・インド産・インドネシア産の3つの産地で有機栽培された3種類のシナモンが使用されています。

オーガニックハーブティーのブランドpukka(パッカ)。原材料はすべて有機栽培されていてアーユルベーダや中国の漢方などの知識に基づき、専門家であるハーバリストがブレンドしているので飲みやすいし、フェアトレードなのもとてもいいです。パッケージも美しくて気分があがります。

ティーバッグを深めのカップに入れて熱湯を注いで5分くらい蒸らすと、甘い香りがふわんと優しく立ちのぼり、恍惚のスチーム。眠る前にもいいかも。

シナモンの他にもリコリス(甘草)が入っているので、喉のケアにもなるし緊張を和らげる効果もあります。甘味があるからお菓子食べ過ぎ抑制効果も期待できそうです。

リコリスは抗炎症作用や抗ウィルス作用、抗アレルギー作用があり粘膜の刺激を緩和するので、乾燥する時期や花粉症の季節は常備しています。

リコリスも好きなハーブでたくさん効能があるのでまた別記事で綴ってみようかなと思います。

少年隊のニッキについてもまた別記事で。。

私の生まれ故郷の堺には室町時代から続く肉桂餅の老舗があって、懐かしい味を思い出します。食べたいー!!

あと葛湯にシナモン入れて飲むのも美味しいので、オーソドックスな葛湯に飽きたらやってみてね。焼きリンゴにかけたり甘酒や豆乳ドリンクに振りかけたり、ココアにブレンドしたり。ホットなものと相性良いので寒さが和らぐまで、シナモンフィーバー、まだしばらくは楽しめそう!






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渡辺薫 KAORU WATANABE
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