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欲求を満たすために、複雑な理由は必要ない

お前、自分のこともわからないのか!
と、よく生徒に言ったりしますが、みんな自分のことなんてよくわかっていないんですね。
勝手に自分の気持ちに理由を付ける報道官の存在、これを知ると、自分とうまくつき合っていけるような気がします。

投稿するようになって、自分の気持ちをうまく表現するために、内省することがよくあります。
しかし、この内省が自分の報道官の会見資料作りだったとは驚きです。
本能としての欲求に、ひたすら理由をつけているということなのですね。

ここ最近ずっと悩み続けていることとして、自分自分が単純にやりたいと思っていることに、社会的な意味がうまく見つからず、どうしても格好をつけてしまい、うまく進まないというのがあります。
自分がやりたいと思っていることを、私利私欲のためにやっていると自分にも他人にも思われたくないのです。

私の報道官はこのように言っていますが、

1 たいして得意でもない英語を得意にして、誰かの役に立ちたいとか、
2 得意なコンピューターの知識を使って、誰かを助けたいとか、
3 家庭を守るために、邪魔な私は単身赴任をしようとか、
4 自分の健康のために、ロジカルクッキングをしようとか、
5 良質な睡眠をとるために運動しようとか、など。

私の内面では恐らく単純で、

1 英語を使いたいだけ
2 コンピューターが好きなだけ
3 1人になりたいだけ
4 ホットクックを使いたいだけ
5 ただ、走って気持ちよくなりたいだけ

このような欲求を正当化しているだけだと思われます。

報道官はいろんな理由をつけてくれますが、おそらく内面では残念ながら誰かの役に立ちたいとか一切考えておらず、ひたすら欲求を満たすことだけなんでしょう。

報道官が作る理由づけで苦労して、うまく内面の欲求に応えられずに苦労することもありますが、多分本来の欲求はただ「したい」というだけの単純なものなので、あれこれ複雑な理由を考えずに楽しめば良いのかなと思いました。

本日のテーマは、 #人が自分をだます理由 の第6章 #偽の理由 からお送りしました。

#読書感想文 #連続投稿83日目


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