『GON!』特集ベスト10(1990年代編)
カストリ書房から出た『「GON!」創刊顛末記』というのを読んで知ったのですが、『GON!』って創刊が1994年で、今年30周年みたいですね。時の流れがすごすぎて、ちょっとめまいが……。
この雑誌、好きでした。ほとんどの記事が1~2ページで終わって、そこに情報をぎっしり詰め込むために文字が極小サイズ。めくってもめくってもくだらない情報しかない!(上記表紙写真の見出し参照)という、新しい感覚の雑誌でした。似た雑誌が思い当たりませんでした。どうやら『POPEYE』の昔のコラムページ「pop*eye」の影響があったようですけども、方向性が全然違いすぎて連想できませんでした。
編集長の比嘉健二さんは、この前に『ティーンズロード』という暴走族雑誌をやっていて、その頃の話を『特攻服少女と1825日』という本にまとめて、第29回小学館ノンフィクション大賞を受賞したのは記憶に新しいです。その流れで次はGON!かなってなって『「GON!」創刊顛末記』が出たんでしょうか? 当時の読者としては振り返って何か書いてくれるのは嬉しいですね。ちなみにもっと辿ると『福娘』『number ONE』という変わったエロ本も編集していましたが、売れなかったそう。
今回は、順位はつけないけど、『GON!』のバックナンバーから好きだった特集を10コ、ピックアップしていきます。「まずいジュース」とか駄菓子とか有名なやつはばっさり省略。気になった人は古本屋で買ってみてね!でも2ページとかだから過剰な期待はしないでね!
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