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つげ義春と日常系(2018年『Spectator』41号)

つげ義春の作品には、その後「日常系」と呼ばれることになるタイプの作品の要素がすべて現れている。そしてつげ以前にそれらを網羅した作家はいない。つまりつげ義春は日常系の始祖というべき漫画家なのだ。

では「日常系」の要素とはなんだろうか。大きく三つあげられると思う。

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2,820字
2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定の定額マガジン(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。あとnoteの有料記事はここに登録すれば単体で買わなくても全部読めます(※登録月以降のことです!登録前のは読めない)。『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』も全部ある。

2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定です(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。テキストを発掘次第追…

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